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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
So-net調査、SNSの成長曲線は「開幕ダッシュ型(反比例タイプ)」が47%

「SNS成長曲線」のポジショニングマップ
 ソネットエンタテインメント(So-net)は、SNS作成サービス「So-net SNS」でアクティブに稼働するSNSを対象に、成長曲線からSNSを活性化させるポイントをまとめた調査レポートを公表した。

 本調査は、So-net SNSで作成・開設された約18,000のSNSのうち、ユーザー数が7人以上、開設から60日以上生存している約1,500のSNSを対象に行なわれた。調査期間は2007年6月から9月まで。

 調査結果によれば、SNSの成長曲線は「開幕ダッシュ型(反比例タイプ)」と「開幕ダッシュ型(比例タイプ)」、「スロースターター型」、「高度成長型」の4つに大きく分類できたという。全体に占める割合は順に47%、17%、28%、3%で、「その他」は5%。

 各曲線の特徴は、「開幕ダッシュ型(反比例タイプ)」が初速のユーザー数とアクティブユーザー数が急激に伸びるが、ユーザー数の伸びが鈍化するとともにアクティブユーザ数が下落。「開幕ダッシュ型(比例タイプ)」は、ユーザー数とアクティブユーザー数の減少幅が小さく、その後は再び比例しながら増加していくという。

 「スロースターター型」は、ユーザー数の伸びは開設当初から緩やかに増加し、アクティブユーザー数も同様に伸び、極端な増減はなく堅実に推移するという。また、「高度成長型」はユーザー数、アクティブユーザー数の双方が急激に伸び続け、ユーザー数の伸びが落ち着いた状態でもアクティブユーザー数が順調に推移しているとした。

 これら成長曲線の特徴と、それぞれが属するポジショニングマップを踏まえた上で、SNSを活性化するためのポイントを考察。So-netでは、SNS開設から早期に招待制に移行することでフレンド数が増加し、これによって日記やコミュニティに参加する動機が確立してアクティブユーザー数が増加すると説明。また、オフ会などを通じてフレンド関係の密度が上昇するとまとめた。

 同社ではSNSの成長曲線をベースに、SNSの開設・運営における分析・検証を今後も継続していく考えだという。


関連情報

URL
  So-net SNS
  http://www.so-net.ne.jp/sns/

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(村松健至)
2007/10/19 19:09
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