| ミクシィは、SNS「mixi」で2008年4月1日から施行する新たな利用規約の告知を開始した。
 
 告知によれば、mixi全体の利用規約は全面改定されるほか、mixi動画利用規約の一部改定、有料サービス利用規約の新設が予定されている。これら利用規約は、施行に先立って全文がmixi上で確認できる。
 
 このうち、mixi利用規約の第18条、mixi動画利用規約の第8条では、ユーザーが投稿した日記や動画などの使用許諾に関する内容が記述。1点目は、ミクシィに投稿内容を国内外で無償かつ非独占的に使用する権利を許諾すること、2点目は著作人格権をミクシィに対して行使しないことになる。非独占的に使用する権利に関しては、「複製や上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行なうこと」と明記されている。
 
 このため、一部ユーザーの間ではmixiに投稿した日記などが、許諾なく書籍化されるなどするのではないか、といった声が上がっていた。
 
 ■ サーバー格納での目的で複製。「日記等の無断使用はない」これら条項についてミクシィは、「mixiのサービス内で作成した日記、著作物の情報について、従来どおりユーザー自身が権利を有することに変わりはない」と説明。このため、ユーザーの日記などの情報を書籍化することに関しては、事前了承なしに行なうことはないとしている。 
 同社では以下の対応についての同意を得るための条項としており、「無断で日記等の情報を使用することはない」とコメントした。
 なお、利用規約に関しては利用ユーザーに理解しやすい内容になるよう、引き続き検討するとしている。投稿された日記等の情報が、当社のサーバーに格納する際、データ形式や容量が改変されること。
 アクセス数が多い日記等の情報については、データを複製して複数のサーバーに格納すること。
 日記等の情報が他のユーザーによって閲覧される場合、当社のサーバーから国内外に存在するmixiユーザー(閲覧者)に向けて送信されること。
 
 ■ URL
 mixi
 http://mixi.jp/
 
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 (村松健至)
 2008/03/04 17:27
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