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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
gooリサーチ、ナローバンドから光ファイバへ移行する人が半数を占める

 NTT-Xと三菱総合研究所は7日、共同で運営するインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」において実施した「ブロードバンド利用状況に関する調査結果(第4回)」の結果を発表した。調査期間は2003年7月22日から8月6日までの16日間で、有効回答者数は30,176名。

 調査は「回答者構成」「現在の回線利用状況」「利用回線の切り替え意向」「IP電話の利用動向」の4項目にわたって行なわれた。「回答者構成」では、年齢別では30~39歳が41.1%で最も多く、20~29歳26.2%、40~49歳21.8%と続く。男女比は、男46.2%、女53.8%。

 現在の回線利用状況では、「常時接続回線利用率」や「光ファイバ利用者の回線利用履歴」など6項目を調査。常時接続回線利用率は87.0%に達し、第2回の76.2%、第3回の84.4%から着実に増加している。常時接続回線の種類内訳では、ADSLが最も多い67.9%、次いでCATVの17.1%だった。光ファイバは第2回の2.9%から、第3回4.7%、今回7.4%と増加している。一方、CATVは第2回の21.0%から、18.4%、17.1%と対照的に減少しているのが特徴だ。

 光ファイバ利用者に対して光ファイバ変更前の回線種別を調査したところ、最も多いのは「ADSL」で32.0%、続いて「フレッツ・ISDN」の28.7%、「アナログ・ダイヤルアップ回線」の22.9%だった。フレッツ・ISDNやアナログ・ダイヤルアップ回線のナローバンド回線利用者を合計すると51.6%となり、半数以上の光ファイバユーザーがナローバンドからの移行であったことが判明した。なお、この設問は今回初めて行なわれたものだという。

 利用回線の切り替え意向では、ナローバンド利用者のブロードバンド回線への切り替え意向が前回調査の54.1%から47.7%へ減少している点が特徴。また、ADSL回線利用者の半数以上が回線の切り替えを検討しているのに対して、光ファイバユーザーは90.4%がほかの回線への切り替えを検討しておらず、光ファイバユーザーは通信環境に満足していると考えられる。

 IP電話の利用動向では、IP電話の認知度が前回調査の81.3%から86.2%へと上昇しているほか、利用経験者も21.5%から24.9%に増加した。IP電話常用者の「IP電話だけを使用している」割合が41.2%に達し、「従来の電話への代替性を示唆している」とNTT-Xは分析した。


光ファイバ利用前の回線種別。アナログやフレッツ・ISDNなどを合わせると50%を超えている ブロードバンドユーザーの回線切り替え意向。光ファイバユーザーはほとんど満足しており、切り替えるつもりがないようだ

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://research.goo.ne.jp/Result/0307op22/01.html

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(大津 心)
2003/11/07 17:12
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