ソニー、Intel、松下電器産業らは、「Digital Living Network Alliance」(DLNA)を設立し、デジタル機器の相互接続性の標準設計ガイドライン「Home Network Device Interoperability Guidelines v1.0」を発表した。
DLNAは、メーカー各社が2003年6月に設立した「Digital Home Working Group」(DHWG)を改称し、設立したもので、PCやデジタル家電などに関する相互接続性の確保などを目的としている。発表されたガイドラインでは、ホームネットワーク環境での機器間の相互接続を可能とするメディアサーバーとその中のコンテンツを再生する機器についての設計について、指針を定義した。対応製品は、PCやテレビ、セットトップボックス、ステレオ、携帯電話、DVDプレーヤーなどとなる。
具体的なガイドラインとしては、IPやUniversal Plug and Play、Wi-Fiなどの標準技術を採用。静止画はJPEG、音声はリニアPCM 2ch、映像はMPEG-2が必須フォーマットとなっている。また、将来に向けて採用の検討を進めるオプショナルフォーマットとしては、静止画ではPNG/GIF/TIFF、音声ではAAC/AC3/ATRAC3plus/MP3/WMA9、映像ではMPEG-4/WMV9を挙げている。