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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ソフトバンクBB、TD-CDMAの実験局本免許を取得して実証実験を開始

 ソフトバンクBBは、第3世代移動通信システム「TD-CDMA」の実験局本免許を6月22日に取得、24日より実証実験を開始したと発表した。同社ではCDMA2000方式についても7月に実験局本免許を取得し、実証実験を開始する予定。

 TD-CDMAは、ITU(国際電気通信連合)で策定された次世代移動通信規格「IMT-2000」で標準化されている技術。同社では都内3局にTD-CDMAの基地局を設置、電波強度や到達距離、スループットの測定のほか、干渉やハンドオーバー、音声通信といった各種試験を実施する。同社ではさらに実利用環境に近い実験を目的として、埼玉県内で12局の基地局を設置を計画しており、近く総務省へ実験局免許の申請を行なう予定だという。

 なお、同社ではTD-CDMAと同様にIMT-2000で標準化されており、国内ではKDDIのau携帯電話が採用しているCDMA2000方式についても予備免許を取得している。こちらは都内2カ所に基地局を設置、7月上旬に本免許を取得する予定だという。

 TD-CDMAは、マルチメディア総合研究所の子会社であるアイピーモバイルが実証実験を行なっている。また、イー・アクセスはTD-SCDMAの拡張技術であり、IMT-2000で標準化されていないTD-SCDMA(MC)技術を採用した実証実験を実施している。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.softbankbb.co.jp/press/2004/p0624.html

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(甲斐祐樹)
2004/06/24 17:11
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