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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
マイクロソフト、PCと連動したモバイル検索「MSNモバイルサーチ」

MSNモバイルサーチ
 マイクロソフトとサイバードは、PCと連動したモバイル検索サービス「MSNモバイルサーチ」を8月10日より開始する。MSNモバイルサーチに登録された約8万件の携帯電話向けサイトを携帯電話・PCの両方で検索できる。

 本サービスはサイバードのグループ会社であるギガロップスのコード型検索サービス「ギガコード」の営業権をMSNが取得して提供するもの。ギガコードをベースとした検索サービスをマイクロソフト、サイバードの両社で開発、約8万件の携帯電話向けサイトが登録されている。対応端末はNTTドコモ、au、ボーダフォンのインターネット対応携帯電話。

 検索はキーワード入力のほか、「着信メロディ」「スポーツ」といったカテゴリや新着・人気順、iモードやEZwebといったキャリア別検索も可能。また、あらかじめIDを登録しておくことでブックマークをサーバー側で保存し、PCと携帯電話の両方でブックマークを共有できる。

 PCから検索する場合は携帯電話のシミュレータ画面が表示され、携帯電話の感覚で検索することが可能。シミュレータはポップアップ表示されるため、ポップアップ禁止設定をしているユーザーは設定を解除する必要がある。このほか、PCで検索した結果を携帯電話へメールで通知する機能も搭載している。


PCでは携帯電話のシミュレータを利用できる 携帯版のトップページ

Microsoft全社を挙げて検索サービスに取り組む

マイクロソフト執行役 MSN事業部長の塚本良江氏
 マイクロソフト執行役 MSN事業部長の塚本良江氏はMSNモバイルサーチについて「先日発表した(ブログサービスの)MSN Spacesに続く、PCと融合したモバイルサービスの第2弾」と説明。「PCと連動することで、1年に3,000万のペースで増加しているPC、携帯電話の両方を使いこなすユーザーを対象にサービスを展開していく」と語った。

 検索サービスについて塚本氏は「MicrosoftがGoogleを買収する、しないという話があるが、火のないところに煙は立たないもので、Microsoftとしては全社を挙げてもっとも価値のある検索サービスを提供したいと考えている」とコメント。「正式に発表するには時期尚早だが」と前置いた上で、「インターネットやモバイル、ローカルなど、分断された情報の場所に関わらず、欲しい情報を検索できるエンジンの開発に向けて最大級の投資を行なっている」と、今後予定している検索サービスについて言及した。

 サイトの安全性も特徴の1つであり、アダルトコンテンツなどが登録されないよう、すべてのサイトを目視で確認しているという。塚本氏は「約8万件の登録サイトはすべて安全なサイトのみ」と自信を示した。

 サイバードの中島謙一郎常務取締役は、「Webの世界が“ドッグイヤー”と言われるのに対して、モバイルは“ラットイヤー”というほどドラスティックな業界」と説明。「従来までモバイルは課金ビジネスを中心に成長してきたが、今後は生活インフラとしての広がりが重要になってくる」との考えを示した。今後の展開としては、「携帯電話は様々なメディアの横並びではなく、これらのメディアと連携することで価値を飛躍的に高める存在」との考えのもと、「今まで携帯電話はPCの小型版として考えられてきたが、PCと携帯電話が連携することで新たな価値が創造できる」方針だという。


関連情報

URL
  MSNモバイルサーチ
  http://m.msn.co.jp/

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(甲斐祐樹)
2004/08/10 17:08
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