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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
松下、LAN経由で録画番組が再生できる「DMR-E500H」などDIGA新モデル

DMR-E500H
 松下電器産業は、HDD搭載DVDレコーダ「DIGA」シリーズの新モデルとして、ネットワーク経由でDIGAに録画した番組をパソコンで再生できる「DMR-E500H」など5製品を発表した。9月21日より順次発売する。オープンプライスで、DMR-E500Hの店頭実売価格は18万8,000円前後となる見込み。

 DMR-E500Hは、新開発のDVDドライブを採用し、DVD-Rが最大8倍速、DVD-RAMが最大5倍速に対応したDVDレコーダ。HDD容量は400GBで、EP8時間モードで約709時間録画ができる。また、HDDからDVDメディアへのダビングは、EP8時間モードで録画した1時間番組の場合で、DVD-Rが最大64倍速、DVD-RAMが最大40倍速。録画モードは、XP/SP/LP/EPの4モード。

 LANインターフェイスとして、10BASE-T/100BASE-TX×1ポートを装備。同一プライベートネットワーク内に接続したパソコンから、DMR-E500Hに録画したMPEG-4形式の動画やJPEG形式の静止画像が再生できるほか、録画予約や番組タイトル入力が可能な「ディーガマネージャー」を内蔵する。

 MPEG-4形式の動画ファイルは、MPEG-2形式の動画ファイルとの同時録画、もしくはMPEG-2から事前にエンコードするなどして、あらかじめ用意しておく必要がある。エンコードは等倍速で、コピーワンス番組はMPEG-4に変換できない。なお、ディーガマネージャーの対応OSはWindows XPで、WebブラウザはInternet Explorer 6.0以降、プレーヤーはWindows Media Player 8以降が必要になる。


本体背面 ジョグシャトルリモコンが同梱する

ディーガマネージャーのトップページ ネットワーク経由でDMR-E500Hに保存したMPEG-2ファイルを再生したところ

 加えて、DMR-E500Hを複数台用意することで、相互に録画したMPEG-2形式の番組をネットワーク経由で再生できる。同機能は、松下やソニー、Intelなどが設立したデジタル機器の相互接続性の確保を目指す「Digital Living Network Alliance(DLNA)」の規格に沿っているという。このため同社では、今後他社からも規格に準拠した製品が発売した場合には、ネットワーク経由での相互再生をサポートできる可能性があるとしている。


ネットワーク内にあるDMR-E500Hを一覧表示したところ 再生したいプレーヤーを選択すると番組一覧画面に

DIMORAのサービス概要
 ブロードバンドレシーバ機能も内蔵し、携帯電話やパソコンを使って外部ネットワークからDIGAへの番組情報の閲覧や録画予約操作などができるインターネットサービス「DIMORA(ディモーラ)」にも対応する。DIMORAは、6月から試験サービスが開始されていたが、DMR-E500H発売日の9月21日より正式サービスを開始する。これに伴い、番組予約サービスを提供する各社も一部機能を除き、順次有料サービスへと移行する。また、携帯電話の対応機種は現在のiモードに加え、EZweb、ボーダフォンライブ!へと拡充される。

 DMR-E500Hではまた、SDカードスロットおよびPCカードスロットを搭載。録画した番組を最大30フレーム/秒のMPEG-4ファイルに変換、SDカードに転送して同社のムービーカメラ「D-snap」などで再生ができる。また、D-snapやデジタルカメラで撮影した動画、静止画ファイルを、DMR-E500HのHDDやDVD-RAMへの保存にも対応する。このほか、DV入力端子を搭載し、デジタルビデオカメラを接続したデジタルダビングやプレイリスト自動作成機能も備える。

 再生機能としては、1.3倍速の早見再生や同時録画再生、追っかけ再生、番組再生中に録画の確認や接続するチューナーの映像を確認できる子画面表示機能などを搭載。録画機能では、DVD容量不足時に自動的にHDD側で録画をする「リリーフ録画」や、自動で上書き録画する「オートリニューアル録画」、ディスク容量にあわせ録画モードを調整する「ぴったり録画」、EPG予約機能などが利用できる。


 画質面では、「NEWディーガエンジン」やANALOG DEVICES社製の「216MHz 12bit ビデオDAC」などを採用し高画質化が図られているほか、D端子を含めた出力端子は金メッキ処理が施されている。また、音質面では192KHz 24bitのオーディオDACを採用するとともに、DVDオーディオ 5.1ch再生に対応した「DTSデジタルデコーダ」などを備える。

 再生可能なディスクは、DVDビデオやDVDオーディオのほか、DVD-R/RAM、CD-R/RW、ビデオCD、音楽CDで、MP3ファイルの再生にも対応する。搭載チューナーは、地上アナログ×1、BSアナログ×1を装備。入力端子は、S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×2で、出力端子はD2×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、5.1ch音声×1、光デジタル音声×1をそれぞれ搭載する。本体サイズは430×302×79mm(幅×奥行×高)で、重量は約5kg。

 あわせて松下電器産業では、2番組同時録画対応の「DMR-E330H」(250GBモデル、実売13万5,000円前後)と「DMR-E220H」(160GBモデル、実売11万円前後)をはじめ、VHSビデオ一体型の「DMR-E250V」(160GBモデル、実売12万3,000円前後)、ベーシックモデルの「DMR-E87H」(160GBモデル、実売8万5,000円前後)を発表した。発売日は、DMR-E330HとDMR-E200Hが10月21日、DMR-E250Vが9月21日、DMR-E87が10月1日となっている。


(左から)同時発表の「DMR-E330H」と「DMR-E220H」 (左から)「DMR-E250V」と「DMR-E87」

関連情報

URL
  松下電器産業
  http://matsushita.co.jp/
  DIGA製品情報ページ
  http://diga.jp/

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(村松健至)
2004/09/08 12:15
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