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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ソニー、PCとの音声双方向通信に対応したネットワークカメラ4製品

レンズ固定型の「SNC-M1」「SNC-M1W」
 ソニーマーケティングは、音声の双方向通信に対応したネットワークカメラ4製品を発表した。レンズ固定タイプを12月1日に、レンズ可動タイプを12月15日に発売、それぞれ有線・無線LANモデルを用意する。標準価格は無線LANを搭載したレンズ可動タイプの「SNC-M3W」で73,500円。

 今回発表された4機種は、いずれも30万画素のCMOSイメージセンサーと10BASE-T/100BASE-TX×1ポートを搭載したネットワークカメラ。遠隔地のPCからブラウザを利用してカメラに直接アクセスし、ライブ映像と音声をモニタリングできる。

 カメラ本体にはマイクを内蔵するほか、外部マイク入力端子とスピーカー出力端子を搭載しており、カメラと遠隔地のPCとの間で相互に音声を伝送できる。カメラから音声を伝送する場合は内蔵マイクのほか、別売の外部マイクも利用可能。PCから伝送する場合は付属のソフト「SNC Audio Upload Tool」をインストールし、カメラに別売のアンプ内蔵外部スピーカーを接続する必要がある。音声コーデックはG.726(40/32/24/16kbps)を採用する。

 映像コーデックはMotion JPEGとMPEG-4をサポートしており、どちらか好きなコーデックを設定できる。ソニーマーケティングでは、MPEG-4利用時は上り回線が低速な場合でも途切れの少ない映像配信が可能としており、上り2Mbpsでも30フレーム/秒を実現できるとしている。画像のフレームレートはMotion JPEGとMPEG-4共通で、QVGA(320×240ピクセル)時が30フレーム/秒、VGA(640×480ピクセル)時が15フレーム/秒。


レンズ可動型の「SNC-M3」「SNC-M3W」
 機能面では画像に動きを検知した場合に指定した3つまでのメールアドレスへメッセージを送信する「動体検知機能」を搭載。ただし、動体検知機能はMPEG-4モードのみ利用できる。また、3つのGUIデザインが用意されており、ユーザーが任意に選択できる。

 製品ラインナップはレンズ固定型の「SNC-M1」、横方向最大120度、縦方向最大70度までカメラが可動する「SNC-M3」のほか、有線LANに加えてIEEE 802.11b準拠の無線LAN機能を搭載したレンズ固定の「SNC-M1W」、レンズ可動型の「SNC-M3W」を用意。無線LAN搭載機種のセキュリティ機能は64/128bitのWEPをサポートする。

 本体サイズはレンズ固定型のSNC-M1とSNC-M1Wが共通のφ110×68.5mmで、レンズ可動型のSNC-M3、SNC-M3Wがφ110×104mm。重量はSNC-M1が250g、SNC-M1Wが280g、SNC-M3が350g、SNC-M3Wが380g。標準価格はSNC-M1が38,850円、SNC-M1Wが59,850円、SNC-M3が52,500円、SNC-M3Wが73,500円。OSはWindows XP/2000に、ブラウザはInternet Explorer 5.5または6.0に対応する。


音声双方向通信の利用イメージ

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200409/09-0930/

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(甲斐祐樹)
2004/09/30 15:09
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