プラネックスコミュニケーションズは7日、最大通信速度108Mbpsの無線LAN製品やネットワークカメラといった新製品などの製品内覧会を開催した。あわせて、今後の製品ロードマップ説明も行なわれた。
■ MIMO対応製品のスループットデモ。個人向けモデルも参考出品
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CQW-AP108AG
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内覧会場では、最大通信速度108Mbpsの無線LAN製品「CQWシリーズ」と既存の無線LAN機器を利用した、スループット比較デモが実施されていた。CQWシリーズは、米Airgo Networksの無線技術「Airgo True MIMO(Multi Input Multi Output)」を採用した製品で、最大108Mbpsの通信が可能なほか、IEEE 802.11a/b/gとの互換性を持つ。6月の発表段階では8月中旬の発売を予定していたが延期され、現段階では10月中の発売を予定しているという。
スループット比較デモは、CQWシリーズの無線LANカード「CQW-NS108AG」とIEEE 802.11a/b/gの無線LANカード「GW-NS54AG」をクライアントに、CQWシリーズの無線LANアクセスポイント「CQW-AP108AG」を利用して行なわれた。アクセスポイントとの距離は2~3m程度だったが、「通信環境があまり良くない(同社説明員)」ということでCQW-NS108AG側が32Mbps前後、GW-NS54AG側が8Mbpsにとどまった。なお、同社測定値では10m以内で40Mbpsのスループットを計測したほか、250m離れた場所でも1Mbpsの通信が可能だとした。
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無線LANカード「CQW-NS108AG」
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内部基板も公開されていた
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同社に測定によるスループット値
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デモンストレーションの概要図
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デモでのスループット値は32Mbps前後
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1階に設置したネットワークカメラで接続した画像
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また、Airgo True MIMOを搭載した個人向け無線LANルータ「CQR-BR108AG」も参考出展された。CQR-BR108AGは、「CQW-AP108AG」と比較して搭載するAirgo True MIMOチップを2枚から1枚に、機能面ではRADIUS認証サーバー機能などを省略することで低価格化を図った製品。発売日や値段の詳細は未定だが、同社では5万円を切る価格で発売したいとしている。
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CQR-BR108AG
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本体背面
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ポート類は側面に装備
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■ 無線コンバータやIPv6対応ルータを展示。BRCシリーズの新機能も紹介
個人向け製品としては、IEEE 802.11g準拠の無線LANコンバータ「GW-EN54G」や、LANインターフェイスを5ポート搭載したIPv6対応ルータ「Six-sense」も展示されていた。GW-EN54Gは月内の発表を予定し、価格は1万円前後。Six-senseは、発売日価格ともに未定となっている。
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GW-EN54G
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Six-sense
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また、インテルのネットワークプロセッサを搭載するルータ「BRCシリーズ」向けの新機能として、「VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)」を追加することも明らかにされた。VRRPは、ルータを多重化して障害発生時にルータを自動で切り替えることが可能で、対応ファームウェアは年内に公開される予定だ。
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VRRPをはじめとしたBRCシリーズの機能説明。今後はプリントサーバー機能なども搭載したいという
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VRRP機能の設定画面
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デモではBRCシリーズを2台利用していた
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■ リモートパン&チルト機能搭載の無線LAN対応ネットワークカメラなど
ネットワークカメラコーナーでは、パン&チルト機能を搭載した無線LAN両対応のネットワークカメラなどが展示された。
CS-WMV01Gは、同社の有線LANネットワークカメラ「CS-MVTX01F」をベースにIEEE 802.11g準拠の無線LAN機能を搭載した製品。パン&チルト機能を搭載するほか、最大4倍までのデジタルズーム機能も新たに装備した。発売時期は11月末から12月頃を予定し、価格は48,000円前後を予定しているとのこと。
一方、型番は未定だが人感センサーを搭載する無線LAN対応ネットワークカメラのコンセプトモデルも出展された。同製品では、人感センサーに連動するフラッシュライトを装備しており、ホームセキュリティ機器としても利用できるとしている。無線LAN機能はIEEE 802.11gとなる予定で、発売時期と価格は未定。
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無線LAN対応のネットワークカメラ「CS-WMV01G」
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CS-WMV01Gのモニタリング画面。任意の画面をクリックしてのズームが可能
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人感センサー搭載ネットワークカメラのコンセプトモデル
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このほか内覧会場では、Bluetooth対応製品も多数展示された。発売時期は、ヘッドセット「BT-02HS」が10月下旬より、携帯電話用アダプタとのセットモデルが11月末を予定する。また、開発中の製品としてBluetoothアクセスポイントやUSBアダプタ、車載型Bluetoothキットやマウスなどが紹介されていた。
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Bluetooth対応ヘッドセット
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Bluetooth対応アクセスポイントも展示
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そのほかBluetooth対応CFアダプタやヘッドフォン、USBアダプタなども展示
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■ SIP製品の展開を予定し、無線LAN対応IP電話端末も開発へ
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久保田社長
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内覧会ではあわせて、同社が予定する今後の製品ロードマップについて説明が行なわれた。個人向け製品では、108Mbps通信に対応した無線LAN製品をはじめ、IPv6対応ルータ、ギガビットルータを展開、加えてプリントサーバー機能を搭載した無線LANルータも発売するという。
法人向け製品では、インテルの「IXP425-533MHz」を搭載したルータの発売も予定する。これら製品群では、ハードウェアVPNやロードバランジング機能に加え、IPv6にも対応させるとした。
また、PoEスイッチの販売実績をもとにIPv6対応の卓上型電話機やSIP製品を展開していく。SIP製品としては、2005年内にIEEE 802.11gに準拠した携帯型IP電話端末の開発も進めていくという。
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今後の製品ロードマップ
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無線LAN対応携帯型IP電話端末なども投入を予定する
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開発中のSIP端末
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このほか同社では、100以上の大学や企業などが協力してオペレーティングシステム技術と通信技術を基盤としたコンピュータ環境の確立を目的とした「WIDEプロジェクト」に参加。加えて、FreeBSDの開発メンバーであるMat Olander氏などを迎え、アメリカ法人を設立準備中であることを明らかにした。
同社の久保田克昭代表取締役社長は、アメリカ法人について「Mat Olander氏とともに、まずSIP系のロードバランサーやフローコントロール、課金システムを開発していく」という考えを示した。特に課金システムについては「課金を統括的にコントロールできるシステムはまだない上、競争相手も少ない市場なのでより安い製品を発売していきたい」と語った。また、IPv6製品については「WIDEプロジェクトを通じて技術をつけてきているので、アメリカ市場での投入も考えている」とした。
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WIDEプロジェクトでの活動について。また、ボードメンバーの中村修氏が同社顧問に就任したという
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アメリカ法人について
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L2スイッチのほか、L3スイッチの開発も進めていくという
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■ URL
プラネックスコミュニケーションズ
http://www.planex.co.jp/
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・ プラネックス、最大108Mbpsで通信できる無線アクセスポイントなど2製品
(村松健至)
2004/10/07 21:57
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