NCジャパンは、同社が運営するMMORPG「リネージュII ~The Chaotic Chronicle~」の全9サーバーを対象に大規模アップデートを実施、5月18日正午より「クロニクル3 ~Rise of Darkness~」を開始すると発表した。これに先立って、4月5日19時より特設サイトが開設される。
■ 2陣営に分かれて総ポイント数で競い合う「Seven Signs」を実装
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「クロニクル3 ~Rise of Darkness~」イメージビジュアル
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「黎明」と「黄昏」の2陣営に分かれて展開する
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5月18日より提供が開始される「クロニクル3 ~Rise of Darkness~」では、プレイヤーが2つの勢力に分かれて競い合う「Seven Signs(セブンサイン)」システムが導入される。
セブンサインは、城を所有する血盟や同盟などのプレイヤーが参加する「黎明の君主たち」と、城を所有しない血盟または血盟に参加しないプレイヤーが参加する「黄昏の革命軍」に分かれて競い合うシステム。競争期間と勝利によって恩恵を受けられる期間が各1週間ずつ設けられ、2週間単位で進行していく。
勝利の恩恵は大きく分けて、「期間中ダンジョンが独占できる」「Aグレードの二刀流が製作できるなどの2人の特殊なNPCの出現」「対立する陣営のボスキャラクターとの戦闘が可能に」「城防御力変化など攻城戦への影響」「勝利陣営を反映した空の変化」の5つが用意される。このうち、対立陣営を率いるキャラクターとの戦闘で勝利した場合には、ソウルストーン11、12段階の成長や、Aグレード武器のドロップなどの特典があるという。
勝利条件は、新たに追加されたダンジョンでモンスターを倒すことで獲得できる「封印石」と、レベル別に分かれてパーティー単位でプレイできる制限時間18分間の「ダークフェスティバル(闇の祭典)」で得られたポイントの総得点で判断され、勝利を収めた陣営は後半1週間に渡って恩恵を得ることができる。
NCジャパンでは、セブンサインについて「ポイント制を採用したことで、攻城戦や血盟戦といった直接的な競争とは異なり、プレイヤー同士で協力し合って集めたポイントで競い合えるスポーツのような感覚で遊べるシステム」であると説明。自分が所属する陣営が勝利することで「ファンタジーの世界で生きていることを実感できるのではないか」ともした。
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「黎明の君主たち」のボスキャラクター、アナキム
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「黄昏の革命軍」のリリス
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セブンサインで登場するダンジョン
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ダークフェスティバルが行なわれる会場
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■ 初心者ユーザー向けサポートやPvPでの闘志ポイントの導入
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城主のみが搭乗できる「ワイバーン」
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今回の大規模アップデートでは合わせて、ゲームシステムの追加や新たにリネージュIIをプレイする初心者ユーザーへのサポートといった拡充も実施される。
システム面では、新たに人対人の「PvP」で消耗される闘志ポイント「Combat Will Point(CP)」が導入される。CP導入により、プレイヤーキャラクターから攻撃を受けた場合は、体力ゲージ(HP)の前にCPが消耗されるようになり、CPがなくなった後にHPが減少しはじめる。なお、CPもHPと同様に時間が経過するごとに回復する。
また、育成モンスターであるドラゴンについて、「ハッチリン」「ストライダー」に続く3段階目として城主のみが騎乗できる「ワイバーン」が追加される。加えて、75レベルにキャラクターが到達した場合にプレイが可能になる、クロニクル3追加クエストをクリアすることで40レベルの2次転職済みのサブクラスを獲得できる。さらに、今後実装予定のクロニクル4では、メインクラスとサブクラスがともに75レベルに到達した場合に「英雄」になることができるという。
新規キャラクター向けの特典では、対象のクエストをクリアした場合に種族別に2回にわけてアイテムが提供される。また、村ごとにいるNPCを通じて60分間持続できる補助魔法支援、差額で装備の交換が可能になるなどの特典が付与される。
このほか、クエスト詳細情報が確認できるようになるなどのユーザーインターフェイスの改良や、ゲーム内で利用できるメール機能の実装、村ごとの詳細マップなどが追加された。なお、韓国版で導入されたインスタントメッセンジャー機能については、実装・未実装を含めて現時点で検討中だという。
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CPの概要
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サブクラスについて
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クロニクル3で実装されるAグレードの武器「魔法剣 ソード・オブ・ミラクル」
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こちらは防具「ローブ タラムチューニック」
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インターフェイス改良により、クエスト詳細が確認できるように
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メール機能や友だちリストも実装
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村の地図なども追加される
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新規キャラクター特典として初心者案内書が導入される
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■ クロニクル3収録のパッケージソフト販売やYahoo! BB連携キャンペーン
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クロニクル3の音楽CDなどが初回限定特典として付属パッケージ版「マスターズキット」
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クロニクル3へのアップデートは、ゲーム接続時のオートアップデートや公式サイトから無料ダウンロードのほか、ゲームクライアントDVD-ROMを収録したパッケージ版も発売される。
パッケージ版は、15日の無料チケットやスターティングガイドが付属した「リネージュII クロニクル3 ~Rise of Darkness~ ビギナーズキット」と、30日間の無料チケットやスターティングガイドに加えて、初回版限定特典としてクロニクル3の音楽CDなどが同梱した「リネージュII クロニクル3 ~Rise of Darkness~ マスターズキット」の2種類で、いずれも4月28日より発売される。
価格はオープンプライスで、販売元のフロンティアグルーヴによる想定定価は、ビギナーズキットが1,480円前後、マスターズキットは4,980円前後。予約は4月5日より受け付けられる。
また、ビー・ビー・サーブが運営するゲームポータル「BB Games」からYahoo! BBを申し込み、コラボチケットを申し込んだユーザーを対象に、Yahoo! BB開通後からリネージュIIを90日間プレイできる「Yahoo! BB+リネージュII 90daysコラボチケット」キャンペーンを5月18日から8月31日まで実施する。リネージュII既存ユーザーや、BB Games登録済み会員もキャンペーンに応募できる。
合わせて同社では、ネットカフェでプレイするユーザーを対象に、キャラクターの顔や髪型を変更できるシリアルナンバーを付与するキャンペーンも実施する。このほか、リネージュII推奨パソコンの販売台数15,000台突破を記念したキャンペーンも実施される。
■ 「セブンサインは日本ユーザーの意見を取り入れたシステム」(朴氏)
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(左から)NCジャパンの越知氏、金代表取締役、NC softの朴氏
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NCジャパンでは18日、「クロニクル3 ~Rise of Darkness~」の提供開始発表に合わせた説明会を開催した。
説明会にはNCジャパンの金澤憲(キム テク ホン)代表取締役が、リネージュIIに関する抱負や関係各社に謝意を述べたのに続いて、韓国NC soft社のStudio E&G・LII Liveゲームデザインチームの朴賢圭(パク ヒョン ギュ)氏がクロニクル3に関する概要を説明した。
朴氏は、クロニクル3で実装するセブンサインについて「日本のユーザーの意見を反映したシステムの一面がある」とコメント。「攻城戦や血盟戦といったシステムを受け入れられない女性ユーザーや日本のユーザーなどからの意見を取り入れて、ポイント制を採用した同システムを開発した」という。
また、「今まで開発してきた部分を含めて再考し、ユーザーインターフェイスや攻城戦システムも見直し、より初心者の方でも気軽に楽しむことが可能になった」とクロニクル3の特徴を述べた。その上で、クロニクル3がすでに開始されている韓国での反応については、「ゲーム全体がプレイしやすくなったという意見が1番多かった」と回答した。
NCジャパン ビジネス2チームの越知雄一氏からは、日本におけるリネージュIIの現況などの説明が行なわれた。その中で越知氏は、「2005年はオンラインゲームタイトルが数多くでてくる中で、リネージュ2は有料アカウント数で約95,000ユーザーが獲得できた」と説明。同時接続者数については、最大で1日約42,200人にのぼると語った。
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有料アカウント数や同時接続者数について
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説明会場ではリネージュII推奨パソコンも展示されていた
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■ URL
リネージュII
http://www.lineage2.jp/
NCジャパン
http://www.ncjapan.co.jp/
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(村松健至)
2005/04/05 18:47
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