NTT東日本は、新規でアナログの固定電話を契約する場合でも加入権料の7万2000円が不要なメニューの検討を行なっていることを明らかにした。料金や導入時期は未定だが、INSネット64・ライトと同じ640円程度高い基本料金を設定する見込み。
NTTは、INSネットの導入促進を図るために1997年から基本料金が不要なINSネット64・ライトを始めている。今回のアナログ版ライトは、NTT東日本によれば、ADSL接続を行なうためにアナログ回線を新規で契約したり、INSネット64・ライトからADSLへの乗り換えを行ないたいユーザーに便宜を図るために設けられるもの。減少傾向にある固定電話ユーザーを増加させようという狙いもある。
もっとも、アナログ版ライトの導入が、加入権の廃止につながるとは考えていない。NTTは繰り返し「加入権の廃止は行なわない。社内で検討すら行なっていない」と説明しており、今回のアナログ版ライトについても、あくまでサービスメニューの1つとして用意する考えだ。
□関連記事「NTT東日本、フレッツ・ADSLライトやBフレッツの上位プラン」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/08/29/ntt2.htm
□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
(笠井 康伸)
2001/08/31 17:56
|