一部新聞によれば、DDIポケットがPHSと無線LANの双方に対応するサービスの実用化の検討に入ったと報道された。PHSの128kbpsの定額サービスに加え、ホットスポットでは無線LANの高速な通信が可能となるサービスだ。
DDIポケットによれば、サービスの可能性について検討していることは認めているが、現在のところ具体的なサービス提供形態や開始時期について検討する段階には至っていないという。
また、DDIポケットの親会社であるKDDIでは先日、中期経営計画を発表したが、その場所で、無線LANのサービス提供形態の一例としてDDIポケットとの協力を挙げたという。しかし、KDDIでは現在のところ具体的な無線LANの提供計画はない。
現在のところDDIポケットについては検討段階だが、すでに移動体通信業界からはNTTドコモが無線LANのモニターサービスを3月20日から受け付けているなど動きは活発。今後も各方面からの無線LANへの参入は予想され、移動体のブロードバンド化は急速に進みそうだ。
□関連記事「ドコモ、商用化を前提に公衆無線LANモニターサービスを開始」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/03/15/docomo.htm
□DDIポケット
http://www.ddipocket.co.jp/
□KDDI
http://www.kddi.com/
(正田拓也)
2002/03/20 14:21
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