アッカ・ネットワークスは、ADSL接続サービスで提供しているルータタイプのADSLモデムをUPnP（Universal Plug & Play）に対応させる計画を変更すると発表した。当初は3月に対応ファームウェアを公開する予定だったが、これを6月に延期する。

　延期の理由として、UPnP機器の評価機関であるUIC（UPnP Implementers Corporation）からのIGD（Internet Gateway Device）認定取得といったUPnP対応機器としての認定作業に、当初見込んでいたよりも時間がかかるため。

　3月よりモデムの開発元でUPnP対応ファームウェアの検証試験を開始していたが、今後、4月上旬までにアッカでネットワーク検証試験を開始、5月下旬にはIGD認定を取得し6月上旬には対応ファームウェアをユーザーに公開する計画だ。

　なお、UPnP対応ファームウェアを用意するのは富士通製のADSLモデムのみ。アッカがUPnP対応を明らかにした時点では調整中とされていたNEC製のATUR32Jについては、対応が見送られることになった。

□ニュースリリース
http://www.acca.ne.jp/support/user_support/date/20020402.html
□関連記事「アッカ、ルータタイプのADSLモデムをUniversal Plug and Play対応に」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/12/27/acca.htm
□アッカ・ネットワークス
http://www.acca.ne.jp/

（笠井 康伸）
2002/04/03 12:01