Centilliumは、5月22日に独自の「eXtremeDSL」技術を日本市場に投入すると発表した。同社によれば、この技術を利用することでADSLサービス提供地域の拡大および伝送速度の高速化が見込めるという。 
 eXtremeDSLはAnnexCに完全準拠した技術で、今回発表された機能は「eXtremeReach」および「eXtremeRate」の2種類。収容局側とモデム側の双方にeXtremeReachを導入することで収容局のADSL提供地域を拡大できるほか、eXtremeRateでは上りのデータ転送に影響を与えることなく下りの伝送速度を10Mbpsまで高速化できるという。 
 Centilliumによれば、eXtremeDSLは同社のチップセット「Palladia」を搭載した機器のファームウェアをアップデートすることで利用可能になるという。eXtreme技術は今年の秋頃をめどに提供される予定。 
 Palladiaは1チップでADSLモデムとルータの機能を実現できる製品。4月に日本向けの出荷が発表されているが、現在のところ対応の製品は発売されていない。 
 
囗関連記事「センティリアム、ADSLモデムとルータの機能を1チップで実現する「Palladia」 
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/04/16/palladia.htm 
□Centillium 
http://www.centillium.com/ 
(甲斐祐樹) 
2002/05/22 18:15
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