アッカ・ネットワークスは提携してADSL接続サービスを提供している@niftyに対してPPPoE(PPP over Ethernet)接続を開始したことを明らかにした。6月18日以降にアッカのADSL回線が開通した@nifty会員は、接続の際のプロトコルがPPPoEで接続が可能になっている。
アッカは従来からPPPoA(PPP over ATM)接続を採用している。そのため、ADSLモデムをブリッジにしても、ルータやパソコンがPPPoA非対応では接続ができず、ADSLモデムのルータ機能を使用するしかなかった。市販されている一部のルータではPPPoA接続をサポートしているが、大部分のルータはPPPoE接続のみをサポートしている。
PPPoEに対応すると、フレッツ・ADSLやイー・アクセスなど同様に、ブリッジタイプまたはブリッジ設定をしたADSLモデムを使い、PPPoEのみに対応したブロードバンドルータや、PPPoEクライアントソフトをインストールしたパソコンから直接接続できるようになり、接続の自由度が広がる。
なお、PPPoEに対応したのは現在のところ@niftyのみ。現在、アッカではプロバイダー各社と検討を進めており、対応プロバイダーの増加も含めて近日中に何らかの発表を行なうという。
□アッカ・ネットワークス
http://www.acca.ne.jp/
□関連記事:アッカ、下り最大10Mbpsの拡張サービス、秋には12Mbpsの新メニューも
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/14/acca.htm
(正田拓也)
2002/06/19 17:56
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