NECとNECアクセステクニカは、ADSLルータ「DIRECTSTARΔ（デルタ）DR30F/CE」および「同DR35FH/CE」の新ファームウェアを公開した。バージョンは「8.45.53」で、同社のWebサイトより無償でダウンロードできる。

　今回のファームウェアでは、複数の接続先を登録することが可能になった。これにより、フレッツ・ADSLのユーザーはインターネット接続とフレッツ・スクウェアへの接続などを切り替えて利用することができる。なお、この切り替えを行なう際にUniversal Plug and Play（UPnP）を使用していた場合、再度UPnPを使用するには端末を再起動する必要がある。

　また、複数固定IPアドレスサービスなどを利用している場合、IPマスカレードでグローバルIPアドレスを設定することが可能になった。そのほか、ADSLのリンク速度をグラフィック表示する機能、NTPサーバーを利用して時刻の自動設定を行なう機能、IPsecパススルー機能などが追加されている。なお、「DR30F/GS」「DR35FH/GS」用のファームウェアの提供は9月下旬となる予定。

□AtermDR30F/CE、DR35FH/CEバージョンアップのお知らせ
http://121ware.com/product/atermstation/info/2002/info0828.html
□関連記事：NEC、フレッツ・ADSLやイー・アクセスでの利用を想定したモデム内蔵ルータ
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/15/nec2.htm
□NEC
http://www.nec.co.jp/
□NECアクセステクニカ
http://www.necat.co.jp/

（甲斐祐樹）
2002/08/28 19:04