ネットレイティングスは、7月のインターネット利用動向について調査結果を発表した。家庭からのアクセスは土曜、日曜が多く、また家庭・職場ともに金曜日のアクセス数が少ないという。

　この調査はYahoo! JAPAN、MSN、infoseekのサイト利用者について、各サイトの平均利用者数を100とし、曜日ごとの利用者数を指数化したもの。各サイトとも家庭からのアクセスは100を下回ることが多いものの、土日はすべて100を超える数値となっている。職場では平日の数値が約120から130程度と家庭より高いものの、土日は50を下回る数値となっている。また、どのサイトも平日の中では金曜日の数値がもっとも低い。ネットレイティングスでは「週末を控えて、外食や買い物などのエンターテイメントに時間を割く人間が多い」と分析している。

　月間インターネット利用人口では、家庭からのアクセスが約2562万人から2517万人へ、職場からのアクセスが約890万人から約821万人へそれぞれ減少している。ネットレイティングスでは6月の利用人口についてワールドカップの影響からスポーツ情報サイトへのアクセスが急増したとしており、5月の職場からのアクセスが約848万人であることから考えると、職場からのアクセスについてはワールドカップが終了してアクセス数が落ち着いたと見ることができる。ただし、5月の家庭からのアクセスは約2572万人で6月にも減少しており、全体的に下降傾向にある。

7月における主要メディアサイトの曜日別平均利用者数インデクス（Nielsen/NetRatings）

□ニュースリリース（PDF）
http://www.netratings.co.jp/press_releases/0828_Ranking_J_final.pdf
□関連記事：ネットレイティングス調査、6月のインターネット利用動向でW杯効果
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/07/18/nr.htm
囗ネットレイティングス
http://www.netratings.co.jp/

（甲斐祐樹）
2002/08/28 16:22