CEATEC JAPAN 2005の松下電器産業や三菱電機、シャープの各社ブースでは、高速PLCに対応した製品が参考出展されている。
■ 松下、PLCを利用したトリプルプレイサービスの実証実験
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PLC上でのトリプルプレイサービス公開実験
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松下電器産業ブースでは、ネットワークカメラを利用したデータ伝送、帯域20MbpsのHD映像伝送、IP電話通信のトリプルプレイサービスを、PLCアダプタを介して電力線上で同時に通信させる公開実証実験が行なわれている。これは9月29日の発表会で実施されたデモンストレーションと同内容になるが、総務省から実験許可を得ているため、CEATEC JAPAN 2005会場内では実際にACコードを利用した実証実験となっている。
同社ネットワーク開発センター所長の有高明敏氏によれば、取材を行なった4日10時30分の段階では「今のところ他の機器と干渉するなどの問題は発生していない」という。また、ブース内にはPLCアダプタの非稼働時と比較した電界強度レベルの確認も可能で、こちらに関しても「問題のないレベル」とのこと。
合わせて同社ブース内ではPLCやc.LINKなど既存音配線を活用したホームネットワークソリューション「どこでもリンク」の展示も行なわれていた。
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「どこでもリンク」の利用イメージ
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電界強度レベル。青色が非稼働時の最大値
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展示スペース内には利用設備許可証も
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■ シャープ、PLCを利用したハイビジョンホームネットワーク
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シャープのデモ環境
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シャープは、PLCを利用してHD映像を伝送する「PLCハイビジョンホームネットワーク」を出展。同社のPLCモジュールはHomePlug AVに準拠したもので、日本国内では法制化後に商品化を予定するという。機能面ではハイビジョン映像の伝送やPCの通信にも対応したQoSをサポートするほか、著作権保護技術「DTCP-IP」にも対応を予定するという。
ブース内では同社の液晶テレビとDVDレコーダを利用したPLCのデモが行なわれていた。デモ環境では各機器にPLCアダプタを介したものとなっているが、同社説明員は「将来的には当社の機器にPLCモジュールを組み込んだ形での展開を考えている」と語った。
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PLCモジュール
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今回のデモで利用されたPLCアダプタ
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■ 三菱電機、宅内用PLCモデムなどを参考出展
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三菱電機ブースでもPLC環境下でのHD伝送デモを実施
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三菱電機ブースでも同様に、PLCを利用したHD映像の伝送デモを実施。また、製品化を見据えた「PLC-HA01」のモックアップも展示されており、本体サイズは25×100×120mm(幅×奥行×高)で、重量は約500gを目指しているという。また、QoS機能やDTCP-IPへのサポートも予定する。
このほか同社のPLC対応機器としては中規模施設向けのPLC親機・子機、周波数分割中継器、時分割中継器が展示されていた。
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宅内PLCモデム「PLC-HA01」
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デモで使用されたPLCモデムのプロトタイプ
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■ URL
CEATEC JAPAN 2005
http://www.ceatec.com/
松下電器産業
http://panasonic.co.jp/
シャープ
http://www.sharp.co.jp/
三菱電機
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
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(村松健至)
2005/10/04 19:01
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