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【CeBIT 2006】
HSDPA対応のノートPC、Fujitsu SiemensとIntelが共同開発

A4サイズの「LIFEBOOK Q2010」

こちらは「LIFEBOOK E8210」
 Fujitsu Siemens Computerは「CeBIT 2006」において、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)対応の通信機能を搭載したノートPC「LIFEBOOK Q2010」と「LIFEBOOK E8210」を展示している。Intelと共同開発したという。

 LIFEBOOK Q2010とLIFEBOOK E8210は、Intel Centrino Mobile Technologyに準拠したノートPC。いずれもUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の通信モジュールが搭載され、HSDPAによって最大1.8Mbpsでデータ通信が可能だ。通信モジュールは、Fujitsu Siemens Computerがドイツの携帯電話事業者最大手であるT-Mobileとともに開発したという。

 LIFEBOOK Q2010はA4サイズ(297×219mm)の薄型ノートPC。書き込み可能なDVDドライブを搭載しつつも、厚さは18.2~19.9mmと2cmを切っており、重さも約1.0kgの軽量モデルだ。チップセットはIntel 945GMS/ICH-7Mで、超低電圧版Intel CoreをCPUに搭載している。このほかの通信機能としてはIEEE 802.11a/b/g準拠の無線LAN機能に加え、Bluetooth 2.0もサポート。欧州での販売は2006年第2四半期を予定しており、価格は4,000ユーロを見込んでいる。

 一方のLIFEBOOK E8210はIntel Core Duo(最大2.16GHz)を搭載したノートPCで、チップセットはIntel 945GM/ICH-7M。WSXGA+(1,680×1,050ピクセル)の高解像度の液晶ディスプレイを装備している。なお、UMTSや無線LAN機能、Bluetoothなどの通信機能はオプション扱いだ。大きさは360×260×35mm(幅×奥行き×厚さ)。重さは2.5kgもしくは2.6kg。こちらは4月中旬に発売する予定で、ドイツでは2,299ユーロで販売するという。

 会場では両機を用いてHSDPAによるデータ通信のデモンストレーションが行なわれていた。残念ながらスループットは計測できなかったが、通常のWebサイトであれば特にストレスなく閲覧できた。


専用ソフトでHSDPAを利用 最大1.8Mbpsで接続できるという

関連情報

URL
  Fujitsu Siemens ニュースリリース(英文、PDF)
  http://www.fujitsu-siemens.com/rl/cebit/downloads/FSCPR0603-CeBIT-UMTS-Mobility-e-final.pdf


(鷹木 創)
2006/03/13 13:06
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