Interop Tokyo 2006においてプラネックスコミュニケーションズは、米国バンドスピードが開発した「AirMaestro Wi-Fi Platform」を利用したダイナミック無線LANアクセスポイントをはじめとした発売予定製品を参考出展した。
■ 複数のアクセスポイントを自動で最適化
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参考出展されたダイナミック無線LANアクセスポイント
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ダイナミック無線LANアクセスポイントは、米国バンドスピードが開発した技術「AirMaestro Wi-Fi Platform」を利用した法人向け無線LANアクセスポイント。ワイヤレススイッチなどの特殊なハードを使用せずに複数のアクセスポイント間の使用チャネルや電波出力などを自動で最適化できるという。
また、アクセスポイントのモニタリングや不正なアクセスポイントの識別、アクセスポイントのローミング機能なども利用可能だという。同社によれば、ダイナミック無線LANアクセスポイントを年内には製品化する予定で、販売価格は10万円程になる見込みだという。
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ダイナミック無線LANアクセスポイントの概要
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ダイナミック無線LANアクセスポイントのチップセット
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■ 11b/g準拠の無線LAN対応IP電話も参考出展
また、ブースではIEEE 802.11b/gに準拠した無線LAN対応のIP電話端末「WFP-SP001」「WFP-OCP-001」「WFP-OCP-002」も参考出展されていた。3機種とも呼制御プロトコルにSIPを採用し、セキュリティ機能としてWEP/WPA/WPA2などをサポートする。
WFP-SP001は、2006年夏頃に発売する予定の無線LANIP電話端末で、販売価格は34,800円。あわせて、端末の充電が可能なクレードルが付属する「WFP-SP001-PK」や、IEEE 802.11b/g準拠の無線LANアクセスポイント機能を内蔵したクレードル付属の「WFP-SP001-PKA」も発売する予定だ。
WFP-OCP-001およびWFP-OCP-002はOEM向けに提供予定の無線LANIP電話端末で、販売価格は未定。WFP-OCP-001は、OSにWindows CE 5.0を採用したほか、30万画素のカメラ、miniSDスロットを搭載する端末となる。また、WFP-OCP-002は折り畳み型の端末で、USB経由により充電が可能だという。
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WFP-SP001と無線LANアクセスポイント機能付きクレードル
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WFP-SP001の概要
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WFP-OCP-001
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WFP-OCP-002
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■ インターネット電話サービスは050や0AB~Jに対応予定
このほか、同社が提供するネットワークサービス「CyberGate(サイバーゲート)」向けの新サービスも紹介されていた。6月1日より提供を開始しているインターネット電話サービス「CyberGate -Phone-(サイバーゲート・フォン)」については、7月頃より固定電話向けに発信できる有料オプションの提供を予定しているほか、050番号や0AB~J番号を付加できるサービスの導入を検討しているという。
あわせて、「CyberGate -Phone-」の固定電話向け発信時に利用するVoIP機能を内蔵したIEEE 802.11b/g準拠の無線LANルータ「BLW-54VP」を参考出展している。BLW-54VPは、2006年夏頃の発売を予定しており、販売価格は17,800円。また、「CyberGate -Phone-」を内蔵したUSB接続型アダプタの参考出展も行なっており、2006年夏から秋までに発売する予定だという。
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「CyberGate -Phone-」の概要
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BLW-54VP
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参考出展されたUSB接続型アダプタ
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USB接続型アダプタの概要
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■ URL
プラネックスコミュニケーションズ
http://www.planex.co.jp/
ニュースリリース
http://www.planex.co.jp/company/pdf/20060606_bandspeed_wifi.pdf
Interop Tokyo 2006
http://www.interop.jp/
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(大久保有規彦)
2006/06/07 19:13
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