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NTT Com、自社の無線LANサービス「HOTSPOT」について講演
NTT Comの田部井俊幸担当部長
HOTSPOTのセキュリティ対策
e-Drive 2002において、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)のユーザーアクセス部 田部井俊幸担当部長が同社の運営する無線LANサービス「HOTSPOT」について講演を行なった。
田部井氏は最初に無線LANの市場動向について説明。IEEE 802.11bの策定により無線LAN機器の低価格化が進み、企業や家庭への普及が進むにつれて無線LAN内蔵型やCF型の無線LANカードなどが登場。さらなる通信の高速化のためにIEEE 802.11a対応の製品も登場し、無線LAN市場は急速に拡大しているという。
そういった流れの中、NTT Comはモスバーガーと共同で無線LANの試験サービス「HI-FIBE(ハイファイブ」を2001年7月から実施。当初は1000名程度のモニターを募集したが、応募は受付開始で3000名を突破、最終的には8000名程度までモニターの枠を広げたという。その後IEEE 802.11bおよび802.11aに対応した無線LANサービス「HOTSPOT」として5月15日より商用サービスを開始。月額1600円という有料サービスのため、登録ユーザーは大きく減少したものの、企業向けへのサービス提供も合わせ、現在会員数は着実に増加しているという。
無線LANはセキュリティの問題が重要視されるが、HOTSPOTではESS-IDとWEPによる識別に加え、IDとパスワードによる認証でユーザーのなりすまし防止策を実施している。また、無線アクセスポイント内での端末間アクセスを制御、同じアクセスポイントを利用するユーザーからのアクセスも防ぐ。
法人向けにはVPNを利用したサービスも提供。ユーザーにグローバルIPアドレスを配布、IPsecによる暗号化でセキュリティをさらに高めている。IPSecによる暗号化を利用したサービスとしては、NTT Comが別途提供するICカード型の認証サービス「セーフティパス」にも対応する。
今後の展開としては他事業者とのローミングを推進。現在はOCNのほかにシャープが運営する「シャープスペースタウン」といったプロバイダーにサービスを提供、アクセスポイントもNTTブロードバンドプラットフォームの「無線LAN倶楽部」や北海道で無線LANサービスを展開するワイコムの「Air 11」と相互乗り入れを実施。Wi-Fi Allianceが策定中の国際ローミング規格「Wi-Fi ZONE」への参加も検討しているほか、NTTグループの他会社が運営する無線LANサービスとの乗り入れも「持株会社の意向」として対応していく予定。ただし、NTT Comを含めたNTTグループ各社の無線LANサービスは「まだ立ち上がりの段階」とし、サービスの統合については先が見えない状況であると語った。
ローミングの推進状況
IPv6にも2003年度から対応した商用サービスを準備中であり、試験サービスとしてはIPv6を利用した音声アプリケーションの導入を2001年12月にすでに実施済み。屋外での5GHzを利用した無線LANサービスも日比谷公園で実験中であり、将来を見すえたサービス展開を行なっていることを示した。
最後に田部井氏は「無線LANサービスは事業者だけの努力では成り立たない」とし、ユーザーが実際に使うインターフェイスとして、端末メーカーの積極的な対応も必要であるとした。必要なのは高性能化だけでなく、いかにサービスを簡単に利用できるかという操作性が重要であるという。例として田部井氏はソニーのパソコン「VAIOシリーズ」の秋モデルに搭載された「SmartNetwork」を紹介。HOTSPOTのアクセスポイントに入ると自動的にログインを行なうことで、HOTSPOTをより利用しやすいサービスになるという。加えてモスバーガーといった「場所」を提供するロケーションプロバイダー、コンテンツプロバイダーとの連携が今後重要になっていくと語った。
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URL
HOTSPOT
http://www.hotspot.ne.jp/
関連記事:NTTコム、ICカード利用の認証サービス「セーフティパス」を11月開始[INTERNET Watch]
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1004/safe.htm
関連記事:NTT ComとNTT-BP、無線LANサービスのアクセスポイントを相互乗り入れ
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/09/25/nttcb.htm
関連記事:NTT Comとワイコム、無線LANサービスのアクセスポイント相互乗入実験
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/09/30/hotwi.htm
関連記事:シャープスペースタウン、そのままのIDで「HOTSPOT」利用可能に
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/10/15/sharph.htm
NTT Com
http://www.ntt.com/
e-Drive 2002
http://www.key3media.co.jp/e-drive/
(甲斐祐樹)
2002/10/24 20:52
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