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METとMPEGの映像比較
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ビクターは、独自の画像圧縮技術と光無線を利用した映像伝送システムのデモを行なっていた。
ビクターが出品した画像圧縮技術は、MPEG-4をベースとしたMET(MPEG Emotional Technology)と呼ばれるもの。平均転送速度が1.3Mbpsの場合、従来のMPEGでは352×240画素であるのに対し、720×480画素の動画圧縮を実現。HDDレコーダーなどで長時間録画を行なう際に、より高画質な録画が可能だという。
光無線の映像伝送では、光を採用することにより最大1.25Gbpsという高速度を実現、ハイビジョン放送といった高品位の映像を伝送できる。レーザーは新開発のアイセーフ光学系を採用。国際電機標準会議で決められたレーザーの安全基準である「IEC 60825-1」のうち、もっとも安全性が高いレベル1をクリアしているという。なお、このシステムでは光で伝送しているため、レーザーを物体が遮断した場合は画像伝送ができなくなる。
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光無線による画像伝送デモ
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光無線の送信機と受信機。画面右上の送信機はデモで実際に使用されている
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■ URL
CEATEC JAPAN 2002
http://www.ceatec.com/
関連記事:ビクター、家庭向け初の光無線ハイビジョン伝送システム[AV Watch]
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20020924/victor.htm
ビクター
http://www.jvc-victor.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/10/01 20:27
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