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【A&Vフェスタ2006】
ビクター、リニアPCMの音楽配信実験やエニーミュージック対応HDDコンポ

リニアPCM配信対応オーディオシステム
 日本ビクターはA&Vフェスタ2006の会場で、リニアPCMによる音楽配信に対応したオーディオシステムや、音楽ダウンロードサービス「エニーミュージック」に対応したHDD搭載ミニコンポを参考出展している。いずれも、実用化や商品化の予定は未定。

 今回参考出展しているシステムは、日本ビクターとビクターエンタテインメントが開発したマスタリングスタジオ向けの高音質化技術「K2テクノロジー」をCDフォーマットに対応させた「K2HDコーディング」を採用した楽曲を、エニーミュージック経由でリニアPCM配信するもの。配信システムについては実際に配信を行なったうえでシステムや音質面での検討を進めているという。

 リニアPCM配信に対応したオーディオシステムについては「既存のエニーミュージック対応機器に改良を加えるのみで、リニアPCM配信に対応させることができる」としているが、「楽曲提供各社の配信形態やサービス対応の違いなどから、リニアPCM配信のサービス化は時間がかかる」との見解を示している。このため、エニーミュージックでのリニアPCM配信サービスの開始時期や、対応機器の販売開始時期などについては未定としている。


会場では、Mora経由でリニアPCM配信実験を行なっていた 高音質配信実験システムの詳細

 また、日本ビクターはエニーミュージックに対応した新型HDD搭載ミニコンポを参考出展している。販売開始時期や価格のほか、搭載するHDDの容量などハードウェア面での仕様は未定だが、自動選曲システム「サウンドナビゲーター」を搭載予定だという。サウンドナビゲーターは、HDDに保存された楽曲から4人の“仮想DJ”に見立てられた曲調に近い楽曲を自動でランダム再生する機能で、ミニコンポのほか同社のポータブルプレーヤーへの搭載も検討しているという。


新型エニーミュージック対応HDDミニコンポ HDDミニコンポは黒色モデルも用意

サウンドナビゲーターを利用している状態 サウンドナビゲーターの詳細

関連情報

URL
  日本ビクター
  http://www.victor.co.jp/
  ビクターエンタテイメント
  http://www.jvcmusic.co.jp/top.html

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(大久保有規彦)
2006/09/21 16:19
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