【 2009/10/09 】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【 2009/10/08 】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【 2009/10/07 】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【 2009/10/06 】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【東京ゲームショウ2009】
マイクロソフト、「Project Natal」を関係者向けに公開
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【東京ゲームショウ2009】
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【東京ゲームショウ2009】
SCEJはPSP go実機を出展
新サービス「R∞M」や期待作のデモも
MIS社長の真野氏、自社の無線LANサービス「Genuine」について講演
MISの真野浩代表取締役社長
WIRELESS JAPAN 2002のコンファレンス会場では、モバイルインターネットサービス(MIS)の真野浩代表取締役社長が自社の無線LANサービス「Genuine」の優位性について講演を行なった。
真野社長は最初にGenuineのテーマとして「いつでも、どこでも、だれでも」というコンセプトを提示した。インターネットは急速に普及していると言われているものの、幼児や高年齢層が利用しているかという点から見れば、インターネットはまだまだすき間産業であると言わざるを得ないという。本来インターネットとはアプリケーションの制限を行なわない自由なものであり、空気や水などと同じ存在であるべきである。そういった意味では端末の制限などもなく、場所を選ばず、誰もが利用できるものがインターネットであり、MISの提供していくサービスであるという。
インターネットの特徴として真野社長は、自己分散型ネットワークである点を挙げた。携帯電話やCATVなどの回線と異なり、所有者という概念が存在しないインターネットであるからこそ、圧倒的な普及が可能になったという。Genuineが用意するサービスはアクセスポイントと認証サーバのみであり、利用者は自由にインターネットを利用することができる。メールアカウントなどの付加サービスは一切行なわず、インターネットへの接続サービスを提供することこそがインターネットの姿なのだとしている。
Genuineのサービスについて真野社長は「郵便ポストのようなもの」と例えた。郵便はポストに投函された郵便物をできるだけ早く、つまりベストエフォートで送付するサービスであり、幼児や高年齢層といった世代に関わらず、ポストに投函するだけで誰でもが利用可能であり、投函される中身には依存しない。公衆電話も同様であり、このようなサービスこそがGenuineの目指す「いつでも、どこでも、だれでも」なのだという。
ADSLやFTTH、CATVといったブロードバンド接続サービスについては、ひとつの家庭でひとつの回線を選ぶのが通常であり、そういった意味では排他的なサービスにならざるを得ない。しかし、無線LANにおいてはこういった排他的なサービスはそぐわないと真野社長は見ている。その理由としては、ユーザーが利用したいコーヒーショップと無線LANサービスが異なっていては、ユーザーの利用価値が下がってしまうためであるという。排他的な囲い込み形式をとる無線LANサービスについて真野社長は「ホテルの駐車場」と比喩、宿泊客(サービスを利用するユーザー)に対しては無料で提供される形態が一番適しているとした。しかし、ホテルの駐車場の例でいうならば、ホテルのそばにあるショッピングセンターを利用する際に誰でも利用できる駐車場として開放するのであれば、有料の価値が存在する。GenuineはISPなどを限定せず、一般に開放した無線LANサービスを提供することで、有料サービスの価値を見出していくとコメントした。
無線LANサービスの重要なポイントとして真野社長は「認証」「セキュリティ」「ハンドオーバー」の3点を挙げた。無線LANで心配される問題点としてはデータの盗聴が挙げられるが、真野社長はこれを重要な問題としながらも「公衆電話では大きな声で話すべきではない」というような注意を喚起していくべき問題であり、「なりすまし」のほうが大きな問題であると指摘した。Genuineでは、独自の方式でユーザー1人1人を動的に切り替わる個別のキーで暗号化、その上MISの認証局と接続されていない基地局からはネットワークへの接続を不可能とすることで、なりすましなどの対策を講じているという。ハンドオーバーについてはエリアの移動を意識せずにすむようなネットワークを構築しており、連続した基地局があれば時速100kmで移動する環境でも利用可能だという。
また、携帯電話サービスと無線LANサービスの違いについては「備長炭とフランス料理を比べるようなもの」とし、汎用的な技術である無線LANと、サービスの一種である携帯電話は比較の対象にならず、競合するものでないとした。
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URL
WIRELESS JAPAN 2002
http://www.ric.co.jp/expo/wj2002/
MIS
http://www.miserv.net/
(甲斐祐樹)
2002/07/17 18:32
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