日本IBMは、無線LANアクセスポイント、UNIXサーバー2台、液晶ディスプレイを内蔵した自動販売機を参考出品した。ネットワークに接続できる自動販売機だが、応用次第でさまざまな用途が考えられるという。
展示された自動販売機の基本的な機能としては無線LANで接続されたPDAでジュースを購入したり、ネットワークに接続して自販機を遠隔管理することができるというもの。もちろん、硬貨を投入して購入することもできる。
自動販売機は米国のIBMで製作されたが、現地でも実用化はされていない。しかし、そのハードウェアを利用して通常の商品の販売に加え、液晶ディスプレイに広告を表示したり、商品説明を表示するなど様々な応用が考えられる。また、内蔵の無線LANアクセスポイントを利用するためのIDとパスワードが書かれたチケットを自販機で販売するといった利用方法も想定できるとしている。
なお、IBMではこの自販機の利用法を検討している段階で、実際に設置する時期や場所などは一切決まっていないという。
■ URL
WIRELESS JAPAN 2002
http://www.ric.co.jp/expo/wj2002/
日本IBM
http://www.ibm.com/jp/
(正田拓也)
2002/07/17 19:34
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