インテルは、IEEE 802.11aと11bに対応した無線LANアクセスポイント「インテル PRO/Wireless 5000 LAN デュアル・アクセス・ポイント」を展示した。両方式を同時に使用し、それぞれの通信パフォーマンスの違いのデモを行なった。
このアクセスポイントは、外部影響が少なく高速な伝送速度を持つ5GHz帯と、無線LANカードが広く普及した2.4GHz帯の両方をサポートし、柔軟が無線LAN環境を構築することができるもの。国内でも好評で、発売前にもかかわらず引き合いが殺到しているという。
デュアルバンド以外の特徴としては、無線LANアンテナの指向性を電気的に変化させることができること。上部の丸い部分がアンテナとなり、ここに内蔵するアンテナの位相を変化させることにより、2通りの指向性を持たせることを可能にした。
なお、このアクセスポイントは、それぞれの無線方式ごとに無線チップを持っているが、次世代の機種ではデュアルバンド無線チップの採用も視野に入れているという。また、マイクロプロセッサの高性能化によって、強化した演算処理性能はセキュリティ対策にあてていくなどの発展も考えられるとした。
【お詫びと訂正】 初出時には、電波の指向性が5通りとありましたが、5通りは電波の出力で、指向性は2通りの間違いでした。お詫びして訂正いたします。
■ URL
WIRELESS JAPAN 2002
http://www.ric.co.jp/expo/wj2002/
インテル
http://www.intel.co.jp/
(正田拓也)
2002/07/17 18:36
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