WPC TOKYO 2006のNEC/NECパーソナルプロダクツブースでは、NECアクセステクニカのIEEE 802.11n ドラフト1.0に対応した無線LAN製品を出品。合わせて、PLCモデムの試作機を参考出品した。
NECアクセステクニカのIEEE 802.11n ドラフト1.0に対応した無線LAN製品は、WPC TOKYO 2006の開幕日と同じ10月18日に発表されたもの。無線LANルータと無線LANカードをセットにした「AtermWR8200Nワイヤレスカードセット」、無線LANカード単体モデル「AtermWL130NC」の2製品が11月上旬に発売される予定。いずれもオープンプライスで、店頭実売価格は30,000円前後と13,000円前後を見込んでいる。
同製品は理論値で物理速度最大130Mbpsの通信が可能なほか、IEEE 802.11b/gとの互換性を持つ。また、ルータ側でURLフィルタリングが行なえるネットスターの「インターネット悪質サイトブロック for BBルータ」にも対応する。
WPC TOKYO 2006の会場では、両製品の実機を展示。インターネットに接続されており、11n ドラフト1.0モードによる無線LAN通信が体験可能なほか、URLフィルタリングの動作状況も確認できる。
無線LANカードのWL130NCはPCに接続された状態
URLフィルタリングでアクセス制限された場合に表示されるページ
ブースにはまた、CEATEC JAPAN 2006にも展示した高速PLC(電力線通信)モデムの試作機を参考出品。試作機の通信速度は、理論値で最大100Mbps。説明員によれば「ツイストペアケーブルを使用した環境になるが、会場では約40Mbps程度のスループットを計測した」とした。