認定機器の現状としては、PCカードタイプから、MiniPCIなど組み込みタイプに変化していることを発表。2年前に認定した機器は、アクセスポイントとPCカードタイプが半々といった状況が、現在では数も含めて多様化しているとした。今後はWi-Fi対応のPDAの出現も間近だろうとの見通しを述べ、2005年には家庭用機器の出荷数がビジネス機器を追い越すだろうという予測を示した。なお、現在のところ、認定製品は370製品になっているという。
Dennis Eaton氏は、ホットスポットなどの公共アクセスについても意見を述べ、現在の市場の問題として、多様な事業者が別々のサービスを行なったためにユーザーが混乱していることを指摘、いろいろな場所で無線LANを使うには、いろいろな事業者と契約しなければならないといった具体的な例も挙げた。このような状況を解決するには、市場を統一しようという大手電気通信事業者が必要とし、アジア地域のホットスポットの増加はめざましく、今後はアジアとヨーロッパが市場をリードしていくという見通しを語った。