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【ITU TELECOM WORLD 2006】
東芝、FMCやIMSを見据えた無線LAN利用のIPテレビ電話携帯端末を試作

機能概要と利用イメージ
 ITU TELECOM WORLD 2006の東芝ブースでは、IEEE 802.11b/gに準拠した無線LAN機能を備える携帯電話端末の試作機が展示されていた。

 試作機は、MPEG-4形式で動画を再生できるIPテレビ電話機能を搭載。画面サイズは176×144ピクセル、ビットレートは256kbpsで、フレームレートは15fps。音声はAMR形式で、ビットレートは12.2kbps。テレビ電話中には動画部分の通信をオフにできる機能も用意するという。

 同社説明員によれば、ビットレートは今回のデモ環境に設定されたもので、ビットレートを500kbpsや1Mbpsにも引き上げることが可能だという。ただし、「画面サイズを考えると必ずしも高ビットレートである必要はなく、256kbpsでも問題ないだろう」としている。

 IPテレビ電話機能の用途としては、ライブ動画ストリーミングとしての利用も想定する。呼制御にはSIPを利用しており、説明員はSIP技術をベースにした「IP Multimedia Subsystem(IPS)」やFMC時代の到来を見据えつつ、「標準化技術を採用しつつも、他社とは異なるサービスを付加していきたい」とコメントした。


今回展示された端末。ベース端末は特になく、試作用に作成されたデザインになるという 会場内に設置したカメラからライブ配信された映像を再生

関連情報

URL
  ITU TELECOM WORLD 2006
  http://www.itu.int/WORLD2006/
  東芝
  http://www.toshiba.co.jp/


(村松健至)
2006/12/04 19:31
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