【第10回 組込みシステム開発技術展】 ACCESS、LAN接続HDDやPS3など利用の「NetFront Living Connect」デモ
NetFront Living Connect組み込んだプラネックスのLAN接続HDDの保存データを、DLNA対応デジタルテレビから表示させたところ
ACCESSは第10回 組込みシステム開発技術展において、DLNA 1.5に対応したミドルウェア「NetFront Living Connect」を利用した機器のデモンストレーションなどを行なっている。
NetFront Living Connectは、DLNA 1.5やDTCP-IPをサポートするミドルウェア。同社の情報家電および携帯端末向けブラウザ「NetFront Browser」との連携機能を持ち、5月15日にはプラネックスコミュニケーションズとNetFront Browserにおける包括ライセンス契約を締結している。
ACCESSブースでは、プラネックスがすでに発売しているLAN接続HDDを利用したデモ機を展示。実際にNetFront Living Connectを搭載させ、保存したコンテンツをDLNA対応デジタルテレビなどで再生させるデモンストレーションが行なわれていた。ACCESSの説明員によれば、プラネックスではLAN接続HDD以外の製品でもNetFront Living Connectの搭載を予定しているという。
同ミドルウェアの活用例ではまた、プレイステーション 3(PS3)を利用したものも展示している。これは、PS3上で動作するLinux OS「Yellow Dog Linux v5.0」とNetFront Living Connectを組み合わせたもの。PS3自体をDLNAサーバー機能に対応させたものではないが、DLNAクライアント機能を持ったSTBを経由して、保存した動画コンテンツが表示していた。
このほか、NetFront Living ConnectではHTMLによる画面デザインが可能なことから、DLNAサーバー内に保存したサムネイル画像のスクロール表示や関連Webサイトを紹介するサイドバーなどを付加したSTBの画面例が紹介されていた。