 |
|
【 2009/10/09 】 【 2009/10/08 】 【 2009/10/07 】 【 2009/10/06 】 【 2009/09/24 】 |
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
【WIRELESS JAPAN 2007】 アッカ木村CEO「モバイルWiMAXで割安な高速通信サービスの提供を」 |
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
||||||||||||
|
WIRELESS JAPAN 2007で18日、アッカ・ネットワークスの木村正治CEOが「2.5GHz帯の通信サービスが巻き起こすモバイルブロードバンド革命」と題した講演を行なった。講演では、モバイルWiMAXを利用した同社のサービスビジョンなどが示された。 ■ 割安で高速な通信サービスをモバイルWiMAXで提供したい
同社では、新潟県魚沼市や神奈川県の横浜・横須賀両市でモバイルWiMAXの実証実験をすでに行なっている。木村氏は「地方を含めた実証実験を通じて、モバイルWiMAXの特徴も理解してきている」と語り、サービス提供に当たっては「提携企業やユーザーが最適なサービスを選択できるような、バックボーンやプラットフォームを提供していきたい」とした。 また、WiMAXに関しては欧米やアジア地域などで実証実験やサービスが開始されている点を紹介。「標準化団体が十分な検討を重ねている世界標準規格であり、コストメリットやグローバルで各国プレーヤーの参加が期待できる」と語ったほか、「通信速度は上下対称のサービス提供も可能で、従来のように使う・見るだけではなく、動画共有サービスのようにユーザー自身が参加するといった使い方も広がっていくのではないか」とした。 2.5GHz帯の免許取得に当たっては、「当社がこれまで培ってきた品質に対する追求、それに携帯電話ビジネスを手がけていない中立性という強みがある」と発言。他の通信事業者やハードウェアメーカー、他業種などにMVNOやOEMによるモバイルWiMAXを提供する点を改めて説明し、「水平分業型モデルによって、市場の拡大と割安で高速な通信サービスをユーザーに届けたい」という考えを示した。 ■ アッカ自身でもPCカード端末を提供。1IDを複数端末での共有も検討 免許を取得した場合のサービススケジュールに関しては、2008年初頭に地方からのサービス提供を予定する。「PC向けのデータ通信サービス以外にも、防災無線や介護サービスなどで、WiMAXを利用したサービス提供が可能ではないか」とコメントした。木村氏はまた、「都市部への本格展開は、2008年末から2009年頃にかけて行ないたい」という。対応端末に関しては、6月に企画会社として設立した「アッカ・ワイヤレス」からPC用データ通信カードを提供するとし、その際は「低価格で大容量なサービスをお届けする」という考えを示した。 一方、WiMAX内蔵のノートPCやゲーム機、デジタル家電、モバイルIP電話端末、車載端末などを各社が発売することにも期待を示し、「幅広いメーカーと連携してサービスをお届けする」とコメント。「1IDを複数の端末で共有できる環境を実現したい」と語るとともに、「これから1～2年の間に、実証テストの環境なども用意していきたい」と述べた。 木村氏は「これらのサービスを実現するには2.5GHz帯の免許を取得する必要がある」と前置きしたのち、「現在提供しているADSLや光に加えて、モビリティ性が高く、高速転送が可能なモバイルWiMAXでは、定額で効率の良いサービスを提供していきたい」と発言。その上で、「日本の通信事業モデルを変える第1歩に繋がるよう奔走していきたい」と語って講演を締めくくった。
■ ＵＲＬ WIRELESS JAPAN 2007 http://www8.ric.co.jp/expo/wj2007/ アッカ・ネットワークス http://www.acca.ne.jp/ ■ 関連記事 ・ アッカ、WiMAX事業を行なう子会社「アッカ・ワイヤレス」を設立 （村松健至） 2007/07/18 19:11 |
 |
|
| Broadband Watch ホームページ |
|
|
|
|
|
|
| Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |