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【東京ゲームショウ2007】
GDH、「ドルアーガの塔」のアニメ/ゲーム化を発表。遠藤雅伸氏も期待

GDH取締役社長の石川真一郎氏(イラスト左隣)やスーパーバイザーの遠藤雅伸氏(イラスト右隣)ら、発表会の出席者の面々
 GDHは20日、東京ゲームショウ2007にて「ドルアーガの塔」を原作とするオンラインゲームおよびテレビアニメについての発表会を実施した。

 ドルアーガの塔は、1984年にナムコが発売したアーケードゲーム。主人公のギルが全60階の「ドルアーガの塔」に囚われたカイを救出するというストーリーの作品で、各フロアに隠されたアイテムの出現条件の謎を解くゲームシステムが特長だ。GDHは、2006年3月にオンラインゲーム化およびアニメ化に関する権利取得についてバンダイナムコゲームスと合意したと発表している。

 ドルアーガの塔のオンラインゲーム「ドルアーガの塔 The Recovery of BABYLYM」は、ドルアーガの塔のシリーズタイトルである「ザ ブルークリスタルロッド」の後の世界を描いたとするMMORPG。2007年11月にクローズドベータテストを、2007年12月にオープンベータテストを、2008年1月に正式サービスを開始する予定だ。

 同タイトルについて、運営を担当するゴンゾロッソの守屋秀樹代表取締役社長は「ゲーム、アニメファン両方に響く作品にしたい」と意気込みを語った。また、開発を担当するキューエンタテインメントの小島弘和プロデューサーは、「名作がMMORPGとして世に出ること自体がインパクトのあること」としたうえで、「ドルアーガの塔の世界観に基づいて世界を描いていて、ギルやカイのほかスライムやナイトといったお馴染みのモンスターも登場する」とゲームの概要について説明。ドルアーガの塔の特徴である謎解きについても「難解な謎がたくさんあるが、パーティープレイが基本なのでパーティーならではの謎を用意している」と説明した。


ドルアーガの塔 The Recovery of BABYLYM スクリーンショット

 また、テレビアニメ「ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~」は、2008年春に放送を予定だ。ドルアーガの塔の80年後という設定で、再びそびえ立ってしまったドルアーガの塔を中心とする世界観を描いているという。構成および脚本を担当する賀東招二氏によれば、ドルアーガの塔の主人公であるギルとカイも本作品に登場するという。

 今回のゲーム化およびアニメ化について、GDH取締役社長の石川真一郎氏は「コンテンツ業界に入るきっかけがドルアーガの塔で、自分にとって遠藤さんは教祖のような存在」と前置きしたうえで、「MMORPGの新作を制作するならばオリジナルの作品がいいと思った。アニメと一緒に展開するのならばエポックメイキングな作品を取り上げたいと思い、ドルアーガの塔を採用させていただけてこれほど光栄なことはない」と制作に至った経緯を説明した。

 また、ドルアーガの塔のゲームデザインを担当し、今回のプロジェクトではスーパーバイザーとしてとして参加する遠藤雅伸氏は「昔のオリジナル作品のテイストだけを汲み取って、現代にふさわしいもの作ってくださいとお願いした。新しい作品が見られると思って期待している」とコメントを寄せている。


ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~ イメージ

関連情報

URL
  GDH
  http://www.gdh.co.jp/
  ドルアーガの塔
  http://www.druaga-project.com/

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(大久保有規彦)
2007/09/20 20:49
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