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【CEATEC JAPAN 2007】
NEC、新開発したホームサーバー関連の技術をデモを交えて展示

 NECとNECパーソナルプロダクツはCEATEC JAPAN 2007で、新たに開発したホームサーバークライアント技術の展示およびデモンストレーションを実施している。両社では、2008年前半をめどに各技術を活用した商品の投入を目指すという。

 今回展示されたのは、自宅にあるPCを外出先から操作できる「リモートスクリーンテクノロジ」、デジタル放送の2番組同時録画、2番組同時配信を行なえる「マルチレコードキャストテクノロジ」、PC部とレコーダ部の処理を分離してホームサーバーで必要な長期・安定稼働を実現する「ハイリライアブルデザイン」の3技術になる。

 リモートスクリーンテクノロジは、自宅にあるホスト側のPCに「リモートスクリーンエンジン」と呼ばれる専用LSIを実装。NEC独自のデータ圧縮・伸長方式を利用し、VPN接続した外出先のPCに対してホスト側の画面情報と音声情報を転送する。

 クライアント側では、ホスト側の操作も可能。Windowsが持つリモートデスクトップと比較して動画や3Dグラフィックの表示もスムーズに行なえる点が特徴の1つだという。デモ会場では、実際にホスト側から送られたインターネット上の動画コンテンツも遅延なく再生できていた。このほか、クライアント側から屋内機器の電源操作も行なえる。


リモートスクリーンテクノロジのデモ。ホスト側でも映像が表示されているが、VPN接続中の実環境では非表示になるという 専用LSIを搭載したエンコーダボード

 マルチレコードキャストテクノロジおよびハイリライアブルデザイン技術では、ホームサーバーから異なるPCへと映像を配信するデモを実施。このデモは、PC部分とレコーダ部分の処理を分離したホームサーバーから、録画したHD映像を2台のPCに同時配信するとともに、ホームサーバーのPC部分のCPU使用率が20~25%程度と動作に影響を与えていないことを紹介していた。


マルチレコードキャストテクノロジとハイリライアブルデザインを組み合わせたデモ デジタル映像の配信中もサーバー側PC部のCPU使用率は上昇していないのがわかる

関連情報

URL
  CEATEC JAPAN 2007
  http://www.ceatec.com/
  NEC
  http://www.nec.co.jp/
  NECパーソナルプロダクツ
  http://www.necp.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0710/0201.html


(村松健至)
2007/10/04 12:28
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