NetWorld+Interop 2003 Tokyoの松下電器産業ブースでは、3D映像をリアルタイムに配信できる3D映像同期配信システムを参考出展していた。2004年度以降の製品化を目標としているという。
このシステムは、2種類の映像を同時にMPEG-2形式で配信、専用のメガネをかけて視聴することで映像が3D表示される仕組み。撮影には3D専用のカメラが必要だが、視聴するクライアントは、専用ソフトウェアをインストールすれば普通のパソコンで利用可能だという。
2つのMPEG-2映像を同時に配信するため、13Mbps程度の配信帯域が必要となるが、3D映像をリアルタイムに中継した場合でも遅延は約1秒程度だという。会場ではアニメーションや阪神対巨人戦の野球中継などがデモ映像として上映されていた。
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配信システムのイメージ
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デモ映像用のカメラ。専用ソフトウェアをインストールすればパソコンのモニターでも表示できるという
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デモ映像の阪神対巨人戦。2つの映像を重ねて表示している
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3D用のメガネをかけて視聴する
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■ URL
NetWorld+Interop 2003 Tokyo
http://www.interop.jp/
松下電器産業
http://matsushita.co.jp/
(甲斐祐樹)
2003/07/03 17:22
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