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NECシステム建設と岩崎通信機がIP電話対応機器を展示

BR-1000v
 NetWorld+Interop 2003 TokyoのVoIP SHOWCASEでは、IP電話対応機器として岩崎通信機が「BR-1000v」、NECシステム建設が「FG-1000S」を出展していた。

 BR-1000vは、フュージョン・コミュニケーションズのIP電話サービス「FUSION IP-Phone」に対応したルータで、まもなく発売される予定。アイコム製のVoIPルータをベースとして岩崎通信機が開発しているという。LAN側に10BASE-T/100BASE-TX×4ポートのスイッチングハブを搭載するほか、シリアルポート×1も搭載する。また、IEEE802.11bまたはIEEE 802.11aの無線LANカードを装着することで無線LANルータとしても利用できるという。

 セキュリティ面では64/128/152bitのWEP、128bitのAESに対応しており、PPTPパススルーやUniversal Plug and Play(UPnP)もサポート。本体サイズは52×144.4×155mm(幅×奥行×高)で、OSはWindows XP/Me/2000/98SE/98に対応する。


FG-1000S
 FG-1000Sは、モデムなどに外付けするTAタイプのIP電話対応機器。2003年3月に発売され、すでに東北地方のCATV事業者などが導入しているという。本体の電源をオンにすると、IDやパスワード、電話番号といった初期設定を自動的に入手・設定するオートコンフィグレーション機能を搭載しており、この機能はNECシステム建設によって特許出願中だという。

 インターフェイスはLAN、WANともに10BASE-T/100BASE-TX×1ポートを搭載、PPPoEやUPnPにも対応する。ブリッジモードでも動作可能で、NECシステム建設ではFG-1000Sの配下にルータを接続しても問題なくIP電話が利用可能だとしている。本体サイズは35×135×175mm、重量は350g。スループットはブリッジモードで90Mbps、NATモードで10Mbps程度だという。

 BR-1000v、FG-1000SはともにIP電話事業者など向けに販売され、価格はBR-1000vが5万円を切る程度、FG-1000Sが15,000円程度だという。なお、NECシステム建設ではFG-1000Sを利用し、申し込み受け付けから保守・運用までをサポートするVoIPソリューションも提供している。

 VoIP SHOWCASEでは他にもNECアクセステクニカの「AtermBR500V」、ヤマハの「RTA55i」「RT56v」、沖電気工業の「VR12」などが展示されており、IP電話を実際に体験できる。


NECアクセステクニカの「AtermBR500V」 ヤマハの」「RTA55i」(左)と「RT56v」(右)

沖電気工業の「VR12」

関連情報

URL
  NetWorld+Interop 2003 Tokyo
  http://www.interop.jp/
  岩崎通信機
  http://www.iwatsu.co.jp/
  NECシステム建設
  http://www.nesic.co.jp/
  FG-1000S
  http://www.nesic.co.jp/cyber/solution/solution/fg1000s/

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(甲斐祐樹)
2003/07/03 18:07
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