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NECインフロンティアのPHS/無線LANカード
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N+I会場の日本電気(以下NEC)ブースでは、PHSと無線LANを利用した「ユビキタスサクセスソリューション」のデモを行なっていた。無線LANとPHSのエリアを自動的に判別してハンドオーバーを行なうものだ。
この製品では、端末に無線LAN内蔵PHSカード(NECインフロンティアによる参考出品)を装着し、専用の接続ソフトをインストールして利用する。システム側にハンドオーバーゲートウェイ機器を設置することで、通信アプリケーションの利用を継続したまま、PHS網と無線LAN網のシームレスなハンドオーバーが可能で、ユーザーは回線種を意識せずに利用できるという。またコンテンツマネジメントサーバーを用いて、ユーザーがPHS網から接続している際に、PHSの位置情報からそのエリアを判断、対応したコンテンツを自動的に配信する機能も提供する。
デモではノートPCからの接続を行なっていたが、製品ではPDAに接続用ミドルウェアを導入した展開を図るという。基本的に通信キャリア向けの製品のため、価格も8,000万円からを想定しているが、企業向けに数百万円前後からの構築にも応じるとしている。
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PHSの位置情報から情報配信が行なわれたところ
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■ URL
NetWorld+Interop 2003 Tokyo
http://www.interop.jp/
NECインフロンティア
http://www.necinfrontia.co.jp/
(青木美英)
2003/07/04 16:38
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