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【CTIA WIRELESS 2008】
MS講演、Live連携やブラウザ機能を向上したWindows Mobile 6.1を発表

Microsoftのエンターテインメント&デバイス部門プレジデントのRobert Bach氏
 CTIA WIRELESS 2008の初日となる4月1日には、Microsoftのエンターテインメント&デバイス部門プレジデントのRobert Bach氏による基調講演が開催された。

 Bach氏は講演の中で、Windows Mobileの最新バージョンである「Windows Mobile 6.1」を近日中にも公開することを明らかにした。Windows Mobile 6.1では、ホーム画面やメニューインターフェイスの改良が行われる予定で、Bach氏は「より容易に各コンテンツにアクセスできる」とアピールした。

 機能面では、Windows Liveの各サービスとの連携が強化され、検索サービス「Live Search」がWindow Mobile上から利用可能。RSSリーダーや地図検索、交通情報検索、動画検索などの機能が利用できるほか、「Windows Live メッセンジャー」のメッセージの送受信もWindows Mobaile上で行なえる。

 ブラウザはPC版のInternet Explorer 6または7をベースとしたWindows Mobile版のInternet Explorerを新たに搭載。ページの一部をスムーズに拡大縮小できる機能を追加したほか、Adobe Flashを新たにサポート。CTIA WIRELESS 2008の会場では動画共有サイト「You Tube」の動画を、Windows Mobile版Internet Explorerで再生するデモも実施されていた。通信機能では、Bluetoothの双方向ペアリングをサポートしている。


Windows Mobile 6.1のホーム画面 Windows Mobile 6.1のメール確認画面

Live Search機能 Windows Live メッセンジャーの画面。ビル・ゲイツ氏とのチャットという設定

 このほか、講演ではSony EricssonからWindows Mobile搭載端末が登場することを明らかにし、スマートフォン「XPERIA X1」を紹介した。

 XPERIA X1は、Windows Mobile 6.1を搭載する予定の端末で、スライド式のQWERTYキーボードを搭載。キーボードをスライドさせると、ディスプレイが湾曲した状態でスライドされる機構が特徴だ。3インチのワイドVGAディスプレイを装備し、Windows Mobileとは異なる独自のランチャなども搭載する。

 Windows Mobile 6.1は、前バージョンのWindows Mobile 6と比べて数字上は小数点(ポイント)でのバージョンアップとなるが、Bach氏は「6.1のこの“ポイント”はとてもリッチなポイントだ」とコメント。「我々は次世代のソフトウェアサービスを作り出す。端末やサービスはの要望はユーザーによって異なるが、Windows Mobileでは音楽、エンターテインメント、コミュニティのどれもが利用できる」とアピールしていた。


Sony EricssonのWindows Mobaile搭載端末「XPERIA X1」 XPERIA X1のホーム画面

関連情報

URL
  CTIA WIRELESS 2008(英文)
  http://www.ctia.org/
  Microsoft
  http://www.microsoft.com/


(大久保有規彦)
2008/04/02 13:04
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