Bach氏は講演の中で、Windows Mobileの最新バージョンである「Windows Mobile 6.1」を近日中にも公開することを明らかにした。Windows Mobile 6.1では、ホーム画面やメニューインターフェイスの改良が行われる予定で、Bach氏は「より容易に各コンテンツにアクセスできる」とアピールした。
機能面では、Windows Liveの各サービスとの連携が強化され、検索サービス「Live Search」がWindow Mobile上から利用可能。RSSリーダーや地図検索、交通情報検索、動画検索などの機能が利用できるほか、「Windows Live メッセンジャー」のメッセージの送受信もWindows Mobaile上で行なえる。
XPERIA X1は、Windows Mobile 6.1を搭載する予定の端末で、スライド式のQWERTYキーボードを搭載。キーボードをスライドさせると、ディスプレイが湾曲した状態でスライドされる機構が特徴だ。3インチのワイドVGAディスプレイを装備し、Windows Mobileとは異なる独自のランチャなども搭載する。
Windows Mobile 6.1は、前バージョンのWindows Mobile 6と比べて数字上は小数点(ポイント)でのバージョンアップとなるが、Bach氏は「6.1のこの“ポイント”はとてもリッチなポイントだ」とコメント。「我々は次世代のソフトウェアサービスを作り出す。端末やサービスはの要望はユーザーによって異なるが、Windows Mobileでは音楽、エンターテインメント、コミュニティのどれもが利用できる」とアピールしていた。