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【ケーブルテレビ ショー2008】
古河電工と京セラ、2GHz帯の高速無線技術「iBurst」をデモ

デモの様子。下り最大2Mbps/1Mbpsタイプともに、最高値に近いスループットを出していた
 ケーブルテレビ ショー2008の古河電気工業(古河電工)ブースでは、京セラと米Arraycommが共同開発した高速無線技術「iBurst」のブロードバンド電送実験を行なっている。

 iBurstは、2GHz帯を利用する高速無線技術で、1基地局あたり下り最大24Mbps、1端末あたり下り最大1~2Mbpsの通信が可能という。同周波数帯は、アイピーモバイルの免許返上後、総務省の情報通信審議会で再割当の審議が行なわれており、審議されている5方式の1つにiBurstが含まれている。

 古河電工ブースではiBurstの基地局と端末機を設置して、伝送実験のデモンストレーションを展開。端末機はExpress Card型やUSB端末など複数が用意されており、実測スループット値も確認可能だった。基地局アンテナと近いという前提はあるが、取材時には下り最大1Mbpsタイプ、下り最大2Mbpsタイプの双方が最大値に近い数値のスループットが計測できた。

 京セラの説明員によれば、2GHz帯の免許取得に向けた活動を進める考え。その上で、古河電工と協力し、CATV事業者向けのソリューションを展開していくという。


USB端末はユニット型も用意する 2Mbpsの通信に対応する「ユニット倍速タイプ」

Express Cardタイプ 古河電工ブースに設置された基地局。ブース外からはアンテナのみが確認できる

関連情報

URL
  ケーブルテレビ ショー2008
  http://www.catv-f.com/
  古河電気工業
  http://www.furukawa.co.jp/
  京セラ
  http://www.kyocera.co.jp/
  iBurst システム概要
  http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/office/iburst/

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(村松健至)
2008/06/19 17:34
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