東京ゲームショウ2008では、ソフトウェアメーカー各社が年末以降発売予定の新作を多数展示中。家庭用据置機向けのオンライン対応ゲームについても、カプコンの「モンスターハンター トライ」を筆頭に、Wii、PS3、Xbox 360の各プラットフォームへ向けて数多く出展されている。
■ カプコンブースでは「モンハン」最新作に長蛇の行列
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来場者の注目を集めていたWii「モンスターハンター3(トライ)」
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展示会場の中で特に注目を集めていたのは、人気シリーズ「モンスターハンター」を擁するカプコンのブース。同シリーズ最新作であるWii「モンスターハンター3(トライ)」の体験プレイコーナーでは、会期初日のビジネスデーにも関わらず、14時頃の段階でも約100分待ちという行列ができていた。
混雑のため筆者はプレイできなかったが、操作は基本的にヌンチャクスタイルで行う形式。実際の試遊にあたってもコンパニオンらが詳しく操作説明をしてくれるという。なお実際にプレイしたユーザーにはトートバッグのプレゼントもあるため、行列に拍車をかけていたようだ。なお発売予定は「2009年」とされている。
カプコンブースではこのほかにも「ストリートファイターIV」「バイオハザード5」「バイオニックコマンドー」などがオンライン対応のプレイアブルタイトルとして出展されている。
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モンスターハンター3の試遊の様子。ヌンチャクスタイルをフル活用するようだ
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バイオニックコマンドー
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バイオハザード5
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ストリートファイター4も試遊可能だ
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■ セガのサウンドノベル「428」もオンライン対応予定
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サウンドノベル最新作「428」。体験版プレゼントも実施していた
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出展タイトル数の多さで群を抜くのがセガブース。自社ブランド製品に加え、パートナー企業の製品も豊富に展示しているため、ブース面積、試遊台の数とも会場でトップクラスとなっている。
セガとチュンソフトのタッグによって制作中のWii「428 ~封鎖された渋谷で~」は、大々的にPRされている作品の1つ。小説形式で読み進められる「サウンドノベル」ながら、複雑に絡み合う謎を解き明かしていくのが魅力という。またオンライン対応が予定されているのも特徴。ただし現地の説明スタッフによると具体的な仕様などについては現時点で未公表という。
また12月11日発売予定のWii「サンバ DE アミーゴ」もオンラインサービスに対応。今作ではオンライン対戦や協力ではなく、新曲のダウンロード配信に利用される予定だ。料金などについては現在調整中とされている。
このほかにもセガブースでは、コードマスターズのレーシングゲーム「RACE DRIVER GRID」や、Genterpriseのシューティングゲームでマイクロソフトブースにも展示中の「ケツイ ~絆地獄たち~ EXTRA」「怒首領蜂 大往生・ブラックレーベル EXTRA」などがプレイアブルな形でラインアップされている。
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コードマスターズのレーシングゲーム「RACE DRIVER GRID」も展示中
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Wiiの「サンバ DE アミーゴ」は楽曲ダウンロードが可能という
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■ コナミはウイイレ最新作などを出展。MGO拡張パック第2弾も
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「ワールドサッカー ウイニングイレブン2009」を出展するコナミ
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コナミのブースでは、人気サッカーゲームの最新版「ワールドサッカー ウイニングイレブン2009」が出展。イメージキャラクターにはリオネル・メッシー(バルセロナ)を起用した。PS3およびXbox 360の両プラットフォームに向けて11月27日に発売される予定。
ゲーム内容としては、1人の選手のみを操作し、選手人生を体感できるという「ビカム・ア・レジェンド」モードを搭載。ここで育てた選手はオンラインの「レジェンズ」モードで利用できるという。
また、漫画家の小畑健氏がイラストを担当するWii向け格闘ゲーム「悪魔城ドラキュラ ジャッジメント」もオンラインサービスに対応予定という。このほか、すでに発売中のオンライン対戦ゲーム「METAL GEAR ONLINE」でも、キャラクターやステージを追加するための拡張パック第2弾が11月にリリースされる予定。
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「悪魔城ドラキュラ ジャッジメント」は2009年1月15日発売予定
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「METAL GEAR ONLINE」では拡張パック第2弾が11月にリリース
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■ その他ブースの注目作~アイレムからはPS3向けスペランカー登場
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アイレムの「みんなでスペランカー」
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アイレムソフトウェアエンジニアリングのブースでは、「みんなでスペランカー」を出展。高い難易度で知られるファミコン版を意識した構成で、「ちょっとした段差から落ちてもミス扱いになるといった要素は健在」という。会場でも体験プレイが可能。今冬、PS3用のダウンロード専売タイトルとしてリリースされる予定。
EAからは、PS3/Xbox 360向けに「マーセナリーズ2 : ワールド イン フレームス」が発売予定。自由度の高いマップ中を暴れ回ることができる3人称視点のシューティングゲームだが、オンラインでの協力プレイに対応しているのが最大の特徴だ。同社からは「ニード・フォー・スピード アンダーカバー」「FIFA 09」などもリリース予定となっている。
これら以外にもオンライン対応タイトルとしてはフロムソフトウェアのXbox 360「ニンジャブレイド」や、マーベラスエンターテイメントからWii「家庭教師ヒットマンREBORN!禁断の闇のデルタ」が登場予定。Wii、PS3、Xbox 360の各プラットフォームからオンライン対応タイトルが出そろいつつある傾向が伺える。
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オンライン協力プレイが可能な「マーセナリーズ2 : ワールド イン フレームス」
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フロムソフトウェアの「ニンジャブレイド」
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■ URL
東京ゲームショウ2008
http://tgs.cesa.or.jp/
(森田秀一)
2008/10/09 18:26
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