【東京ゲームショウ2008】マーベラスとSo-net、ニンテンドーDS版「ポストペット」を発表

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【東京ゲームショウ2008】
マーベラスとSo-net、ニンテンドーDS版「ポストペット」を発表

　マーベラスエンターテイメントとソネットエンタテインメント（So-net）は10日、ニンテンドーDS用ソフト「PostPetDS（仮称）」を東京ゲームショウ2008で発表した。

　PostPetDSのジャンルは、「育成スローライフコミュニケーションゲーム」で、2009年発売予定。またイメージガールとして、NHKの連続テレビ小説「風のハルカ」に主演した女優の村川絵梨を起用することも発表された。

■ モモたちをタッチ操作で“お世話”できる「PostPetDS」

ポストペットのキャラクター「モモ」。制作発表会に記者役で登場した

　PostPetDSは、電子メールソフト「PostPet」に登場する「モモ」などの人気キャラクターが登場。ユーザーは、主人公となるキャラクターの髪型や服装を選び、ポストペットランドでキャラクターたちと一緒に生活できる。また、昼寝や散歩、入浴などの“お世話”をタッチパネルを使って触る感覚で行えるのが特徴という。開発はアルファドリームとRoute24、バンプール。監督はRoute24の西健一氏が担当する。なお、東京ゲームショウ2008のマーベラスエンターテイメントブースでは、イメージPVの上映も行われている。

　東京ゲームショウ2008で行われた制作発表会では、開発スタッフ陣や関係者らが出席した。ポストペット原作者であるペットワークスの八谷和彦代表取締役社長は、「かつてNTTドコモ向けにPocketPostPetというハードウェアを出したとき、タッチパネルを使ってペットたちに触れるという感覚が非常に新鮮だったことを覚えている。そのこともあってぜひDSでポストペットを出したかった」と開発の経緯を説明した。

「PostPetDS（仮称）」のロゴ

　西健一監督は、「ストレスフリーなゆったりした世界観を作ったが、その中にストーリーをきっちりと盛り込んだ」と語った。そのほか、「ポストペットにはもともと、シュールかつダークな部分がある」と述べ、「『夢』をキーワードにストーリーが展開し、最後にはホロっとくるような作品にしたい」ともコメントした。

　実制作を担当するアルファドリームからは、プランナーの杉本晃子氏が登壇。「もともと2Dのゲームに力を入れてきた会社で、今回初めて3Dに取り組んでいる。最初は木1本を表現するのも四苦八苦だったが、モモのかわいらしい姿が画面上で再現できるようになって、スタッフ全員で大興奮している」と開発エピソードを披露した。

　また、「3Dキャラクターがタッチ操作で反応してくれることが、大きなトキメキを呼ぶ」ともコメント。杉本氏は、「女性向けゲームであることは間違いないが、男性に遊んでもらっても面白いゲームになるはず」と自信を見せた。

　マーベラスエンターテイメントの大渕善久プロデューサーは、イメージガールに女優の村川絵梨を起用した経緯を説明。「ナチュラルで飾らない感覚が、女性を中心に広く受け入れられると思う。今後はCMや雑誌広告に登場してもらいたい」と述べた。


舞台上では、もう1人のモモが司会進行をお手伝い	村川絵梨をイメージガールに起用。ニューヨーク留学中とのことで、会見中では本人からの手紙が紹介された


アルファドリームの杉本晃子氏と、ペットワークスの八谷和彦氏	Route24の西健一氏とマーベラスエンターテイメントの大渕善久氏

■ マーベラス和田氏「30万本を目指したい」

（左より）マーベラスエンターテイメント常務取締役の和田康宏氏、モモ、ソネットエンタテインメント取締役執行役員専務の十時裕樹氏

　また、So-netから取締役執行役員専務の十時裕樹氏が挨拶を行った。十時氏は「ポストペット10周年となった2007年から『なにかできないか』と思い、いろいろ取り組んでいる」と語り、「今回、要望が数年来寄せられていたDSでのゲーム化が実現できた」と喜びを述べた。一方、「（ソニー系の会社であるのだから）『PSPで出さないのか』という声もあったが、ソニーは非常に寛容な会社。お客様第一に考えた結果」とやや苦笑混じりにコメントしていた。

　マーベラスエンターテイメントの和田康宏常務取締役は、「国民的キャラクターであるポストペットのゲームを我が社から出せることは大変有り難い、はっきり言って“おいしい”話。」と発言。「マーベラスは現在、海外展開に積極的なので、ぜひポストペットを海外へアピールしていくために協力できたら」と両社にとってメリットがあることを強調した。

　また十時氏は、初めてのゲーム化ゆえの遠慮からか「10万本売れてくれればと思ったが、『少なすぎる』と怒られた」というエピソードを披露した。これを受けて和田氏が「さすがに100万本は現実的ではないかもしれないが、（高い知名度を誇るキャラクターだけに）ぜひ30万本目指しましょう」と返す一幕もあった。

■ スクリーンショット画像

■ ＵＲＬ
　 PostPetDS（仮称）公式サイト
　 http://ds.postpet.jp/
　ニュースリリース（PDF）
　 http://www.mmv.co.jp/common/images/var/ir_news/233/081010postpetds.pdf

（森田秀一）
2008/10/10 18:33

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