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【2009 International CES】
「Yahoo! Widget Engine」対応のテレビを各社が出展

米SonyではYahoo! Widgetsをベースとした「BRAVIA Widget」を新たに提供
 2009 International CESのSonyや東芝、Samsung、LG Electronicsなどのブースでは、米Yahoo!の「Yahoo! Widget Engine」を搭載したテレビやネットワークプレーヤーを参考出展している。

 米Yahoo!では、2008年8月に米Intelと共同で、デジタルテレビ向けのアプリケーションフレームワーク「Widget Channel」を発表。同フレームワークを利用して、今回発表されたのが「Yahoo! Widget Engine」となる。

 Yahoo!側のプレスリリースでは、SamsungとSony、LG Electronics、VIZIOが対応製品を投入することが言及されている。これに加えて、東芝でも「Widget Channel」に対応したネットワークプレーヤーを2009年第2四半期に発売することを、プレスカンファレンスで発表している。

 提供されるウィジェットは、ニュースや天気、ビデオ、ファイナンス、Flickrといった米Yahoo!のコンテンツに加え、MySpaceやTwitter、CBS、Amazonなども提供準備を進めているという。

 また、各社では独自のテレビ向けインターネットサービス強化に努めている。例えば米Sonyでは動画配信サービス「Amazon Video on demand」への対応も発表している。


こちらはSamsungのテレビ LGのウィジェット起動画面。ウィジェット自体のデザインは、Samsung・東芝含め同等のようだった

東芝が出展したDVDドライブ搭載のネットワークプレーヤー
 東芝が発表したネットワークプレーヤーは、Widget Channelに加えて、Microsoftの「Media Center Extender」に対応。また、DVDドライブも搭載しており、DVDビデオの視聴も行えるという。

 同製品は、東芝以外のテレビ製品と接続しての利用も可能。PCレスで利用でき、自宅のWindows PCに保存したコンテンツ、Widget Channelの対応コンテンツが合わせて利用できる。将来的にはテレビへの搭載も検討していく。


Widget Channelを利用したところ。 こちらは、Media Center Extender画面 ネットワークプレーヤー概要

 このほか、2009 International CESでは、米Panasonicがテレビなど向けに提供するインターネットサービス「VIERA CAST」で、「Amazon Video on demand」の対応を発表した。

 加えて、米SharpもAQUOS向けの「AQUOS Net」で交通情報や大リーグ情報の提供を予定。同社によれば、将来的には映像配信サービスの対応も検討したい考えという。各社で同様のサービスを提供するケースはあるものの、独自でのインターネットサービスの強化を行っている印象が強い。この点では、「アクトビラ」による共通サービスが主体の日本とは異なる動きを見せそうだ。


PanasonicもSonyと同じく、「Amazon Video on demand」の対応を発表 「Amazon Video on demand」の画面 AQUOS Netも動画対応を今後検討するという

関連情報

URL
  2009 International CES(英文)
  http://www.cesweb.org/
  米Yahoo! ニュースリリース(英文)
  http://yhoo.client.shareholder.com/press/releasedetail.cfm?ReleaseID=358066


(村松健至)
2009/01/09 18:42
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