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【 2009/10/08 】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【 2009/10/06 】
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【CEATEC JAPAN 2009】
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【東京ゲームショウ2009】
SCEJはPSP go実機を出展
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イー・アクセス諸橋氏「定額かつ低額なモバイルブロードバンドを実現」
イー・アクセス 新規事業企画本部長兼技術部長の諸橋知雄氏
WIRELESS JAPAN 2004では、イー・アクセス 新規事業企画本部長兼技術部長の諸橋知雄氏が、「TD-SCDMA(MC)方式によるモバイルブロードバンドへの取り組み」と題し、同社が実証実験中のモバイルブロードバンドサービスについて講演を行なった。
諸橋氏ははじめにブロードバンド市場の動向について説明。「今までの実績から見てもADSLはFTTHやCATVと比較して競争力が高く、今後もADSLが主導的な役割を果たすだろう」とした上で、「イー・アクセスはADSLの会社であり、この強みを活かした次の戦略として無線によるサービスを考えた」と語った。
諸橋氏は、データ通信市場が年々大きな成長を続けている中で「音声が固定から移動体やVoIPへシフト」「データ通信が移動体やブロードバンドへシフト」といった変化が起きていると指摘。その中でも移動体では、メールやインターネットといったデータ通信のニーズが確実に増加しており、今や音声通話よりもデータ通信の比率が大幅に高まっていると説明した。
一方で国内の第三世代(3G)携帯電話については「必ずしも順調ではないのでは」と諸橋氏は見る。その具体例として諸橋氏は、NTTドコモの3G「FOMA」がサービスを開始した2001年度からの3G端末出荷数推移データを例示。3G端末の出荷数自体は着実に伸びているものの、2003年度では2G端末の端末数が前年より増加している点を指摘した。
この理由として諸橋氏は、ブロードバンドと携帯電話でのデータ通信それぞれの導入効果資料を示し、「ブロードバンド導入については64%のユーザーが満足しており、データ転送量もダイヤルアップの頃から約230倍に伸びているのに対して、携帯電話のデータ通信に満足しているユーザーは17%で、データ伝送量もPDCと比較して約3倍程度の伸びに留まっている」と指摘。「モバイルでのデータ通信は100倍、200倍といった潜在的な需要があるはず。3倍程度の伸びに留まっているというのは常識的にもありえないのではないか」と語った。
データ通信は移動体へシフトする流れにあるという
ユーザーの利用形態も音声からデータ通信重視に移行
固定系ブロードバンドには64%が満足
モバイルデータ通信に満足しているユーザーは17%
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「定額・低額」がモバイルブロードバンドの条件
諸橋氏が掲げるモバイルブロードバンドの定義
これらのデータを踏まえた上で、諸橋氏はモバイルブロードバンドの条件として「通信速度が十分であること」「定額・低額料金であること」「広域で利用できること」「モビリティをサポートしていること」「音声をサポートすること」の5つの条件を挙げた。この中でも特に料金が重要であり、「通信速度が速くても料金が高ければ、それは使われるサービスにならない。無線で料金を下げながら通信データ量を増やすということがチャレンジングであることは承知しているが、これを実現しなければ次のステップには進めない」との意気込みを示した。
広域での利用については公衆無線LANサービスを例に挙げ「ホットスポットのようなサービスはどうも苦戦しているようだが、それはエリアカバーの問題。スポットではなく“ゾーン”という考え方が重要だろう」と指摘。さらにエリア内では移動中も含めて使えるモビリティ、VoIPも含め、どんなアプリケーションであろうとも使える利便性が必要だとした。
諸橋氏は「簡単なデータ通信は携帯電話で、高速な通信は固定でという流れは続くだろう」とした上で、モバイルブロードバンドの位置付けとして「携帯電話とADSLの中間的存在を目指す」とコメント。諸橋氏は「月間データ伝送量が携帯電話で約19MB、ADSLで約5GBであり、その中間の1~3GB程度を快適に使えることが望ましい」とコメント。ブロードバンド化によりすでに5,000万人を超えたインターネット利用人口を踏まえた上で、「モバイルブロードバンドは1,000万人の潜在ユーザーが見込めるのでは」との展望を示した。
モバイルブロードバンドの位置付け
モバイルブロードバンド市場は1,000万以上のユーザーを見込む
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基地局のセクタスループットは上下とも約6Mbps
セクタスループットの比較。あくまで基地局あたりの数値であり、このスループットがユーザー数で割られることになる
イー・アクセスではTD-SCDMA(MC)の実験局免許を5月26日に取得、同社のビルに基地局を設置して実証実験を行なっている。諸橋氏はTD-SCDMA(MC)とTD-CDMA方式それぞれのセクタスループット比較データを紹介し、1基地局で上下ともに約6Mbps近いスループットを実現できていると自信を示した。今後は8月中に基地局を3つに拡張、ハンドオーバー実験も実施する予定。
諸橋氏は今後のサービス展開例として、韓国のサービス事例を紹介。「無線LANでもIMT-2000でもない“ポータブルインターネット”という概念のもと、1Mbps以上のスループットや時速90km程度の移動性を備えたサービスで、今後のモバイルブロードバンドがどうあるべきかというコンセプトに近いサービスをすでに官民一体で提供している」としたのち、「我々もこういった現状を注視しながら、今後のサービスがどうあるべきか、それに対してどういう技術が必要とされているかを真剣に考えていく必要がある」と締めくくった。
今後のエリア展開予定
韓国の“ポータブルインターネット”サービス概要
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URL
WIRELESS JAPAN 2004
http://www.ric.co.jp/expo/wj2004/
イー・アクセス
http://www.eaccess.net/
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(甲斐祐樹)
2004/07/23 18:34
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