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【ITU TELECOM ASIA 2004】
京セラ、下り最大1Mbpsで2kmまで通信可能なiBurst技術のデモ

京セラブース
 ITU TELCOM ASIA 2004の京セラブースでは、iBurst技術を用いたワイヤレスインターネット接続サービスのデモが行なわれていた。

 iBurstは、米ArrayCommの提唱する無線システムを利用したワイヤレス・ブロードバンド技術。下り最大1Mbps、上り最大333kbpsでのインターネット接続が可能なほか、基地局が見通せるLOS(Line Of Sight)環境であれば1基地局で最大2kmまでのエリアをカバーできるという。

 iBurstを採用したサービスとしては、オーストラリアでPersonal Broadband AustraliaU(PBA)が2004年3月から商用サービスを開始している。月額料金はサービス開始からユーザーの利用動向を踏まえて低価格化を進めており、現在は準定額で100ドル程度。

 今後は、南アフリカでもiBurstを採用したサービスが導入される予定だという。なお、日本国内でiBurst技術によるサービスを提供するためには無線周波数帯の割り当てが必要になるが、TDMA/TDDベースのiBurstは現在周波数割り当ての対象となっていないためにサービスの提供は難しく、基本的には海外を中心に展開していく方針だという。


iBurstのアンテナ
iBurstの基地局

デモではインターネット接続が体験できた iBurstのPCカード型クライアント用端末

関連情報

URL
  京セラ
  http://www.kyocera.co.jp/
  iBurst
  http://global.kyocera.com/prdct/telecom/office/iburst/
  ITU TELECOM ASIA 2004(英文)
  http://www.itu.int/ASIA2004/

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(甲斐祐樹)
2004/09/08 10:46
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