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【東京ゲームショウ2004】
東京ゲームショウ2004会場レポート 家庭用ゲーム機編

 千葉・幕張メッセにて26日まで、ゲーム機器・ソフトの総合展示会「東京ゲームショウ2004」が開催中だ。ここではプレイステーション 2(PS2)をはじめ家庭用ゲーム機のオンライン対応タイトルを中心にレポートする。


SCEIブースではPS2薄型モデルがさっそく展示

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)のブースでは、注目の携帯ゲーム機「PSP」を大々的にPR。その一方で、先頃発表になったPS2薄型モデル「SCPH-70000」の展示もしっかり行なわれていた。

 「SCPH-70000」の展示は残念ながらガラスケース内のみで、一般のユーザーが自由に手を触れられる形での陳列はなかった。筆者がガラス越しに見た限りでは、本体後側の拡張端子類に目新しいものはなく、AV出力にACアダプタ端子、デジタル音声出力にイーサネット端子が確認できた。


SCPH-70000。一見しただけでも十分薄く、小さいことがわかる 背面の端子類。縦置き時の下部に集中しており、特に目新しい端子類はないようだ


URL
  ソニー・コンピュータエンタテインメント
  http://www.scei.co.jp/




マイクロソフトブースではほとんどのソフトがオンライン対応

 Xboxを擁するマイクロソフトのブースは、まさにオンライン対応タイトル一色という雰囲気。目につくものほとんどが、Xbox Liveのなんらかの機能をフォローしているといってもいいような状況だった。

 その中で最も注目されるのが自社タイトルの「HALO2」。一般の人でも順番待ちさえすれば体験プレイが可能になっている。取材時点では8台のXboxをシステムリンクで接続しており、4対4のキャプチャー・ザ・フラッグルールで遊ぶことができた。家庭用FPSとしては、特に前人気も高いため、ビジネスデイの今日でもかなり混雑していた。


「HALO2」の展示スペース。左右に分かれ、4対4で対戦中 対戦中のゲーム画面

 もう1つのマイクロソフトオリジナルタイトルは、レーシングゲームの「Forza Motorsport」。ブース内ではコクピット型シートにハンドルコントローラを装備する試遊台を4台ほど準備。うち3台で同時対戦を行なえるようになっていた。


Forza Motorsportはハンドルコントローラを使って体験プレイが可能 非常に精細な画面表示が印象的だった

 また、サードパーティー製ソフトも豊富に展示。10月28日発売予定の「DEAD OR ALIVE Ultimate」の体験も可能なほか、「OutRun2」「スパイクアウト バトルストリート」もそれぞれ4台までのシステムリンク対戦ができる。


OutRun2 スパイクアウト バトルストリート フロム・ソフトウェアの「メタルウルフカオス」

カプコンの「レッド・デッド・リボルバー」の展示も Xboxビデオチャットも一足早く体験可能


URL
  Tokyo Game Show 2004 Xbox Online Booth
  http://xboxplaytogether.net/tgs2004/




セガ、ファン待望の「スパイクアウト」「OutRun2」が登場!

 セガブースでは前述の「OutRun2」、「スパイクアウト バトルストリート」をそれぞれ1台ずつ、シングルプレイ可能な状態で展示されていた。

 両ソフトとも、スコアなどの表示もしっかりなされ、あまり開発中というイメージもなくしっかりプレイできた。特にOutRun2は、コントローラ操作であることを除いてほとんどゲームセンター版そのままという雰囲気。会場特有の音響で、BGMを楽しみにくいことだけが残念だった。


軽快なドリフト感が気持ち良い「OutRun2」 こちらはスパイクアウト


URL
  セガ
  http://www.sega.jp/




テクモ、DOAUをプレイアブル出展

 テクモブースでは「DEAD OR ALIVE Ultimate」(DOAU)が注目を集めていた。ブースの雰囲気も「DOAU」キャラのイラスト類を用意するなど、メーカーも力を入れていることが伺える。DOAUの体験プレイはもちろん可能。担当者不在のため詳細が確認できなかったが、Xbox Live経由での対戦が試せるようで、専用のセッションを作成するなどが可能だった。対戦中にも別のユーザーのセッション参加が逐一表示されるなど、実際の家庭でのプレイ環境に近い状態を体験できる。

 また、もう1つのオンライン対応タイトルは「GUNGRIFFON Allied Strike」。セガサターンなどで発売された3Dアクションゲームの新作で、こちらも体験プレイが可能だ。


DEAD OR ALIVE Ultimate GUNGRIFFON Allied Strike


URL
  テクモ
  http://www.tecmo.co.jp/




SNKプレイモア、格闘ゲーム「KOF」のオンライン対応タイトルがPS2で

「KOF 94 RE-BOUT」はPS2向けソフト
 長い歴史を持つ格闘ゲーム「KOF」を開発するSNKプレイモアでもオンライン対応タイトルを3種類展示。Xbox用の「SVC CHAOS」「KOF2002」に加え、「KOF 94 RE-BOUT」が実際にオンライン対戦可能な状態で出展された。

 「KOF 94 RE-BOUT」は、KDDIのオンラインサービス「マルチマッチングBB」を紹介するブースとの通信対戦。特に通信のラグなどを感じるシーンはなく、背景の一部がポリゴンにより3D化されていることを除けば、従来作どおりの感覚だ。



URL
  SNKプレイモア
  http://www.snkplaymore.jp/




コナミもメカ対戦アクションをリリース

「S.L.A.I ~Phantom Clash~ (仮)」
 コナミブースでは、PS2用の3Dメカ対戦アクション「S.L.A.I ~Phantom Clash~ (仮)」を出展。Xboxで発売された「ファントムクラッシュ」(元気)のパワーアップ移植版とのことで、シナリオモードなどのほかにオンライン対戦が可能だ。

 実際の試遊台にはキーボードが設置され、チャットも行なえる。発売は2005年を予定しており、詳細は未定だが、PS2でもオンライン対戦が可能なタイトルを探している人には貴重な存在と言えるだろう。



URL
  コナミ 東京ゲームショウ2004 特設サイト
  http://www.konami.co.jp/ja/tgs2004/index.html




そのほか

 このほかにも、会場ではオンライン対応タイトルを多数確認できた。一風変わったところでは、EYE TOYカメラを使ったPS2用ビデオチャットツール「C@M-Station」(アルダック)。同ツールでは、ビデオチャットと同時に五目並べといったシンプルなゲームを楽しむことができる。

 また、ベータテストの開始が待たれるスクウェア・エニックスの「フロントミッション オンライン」や、コーエーの「信長の野望 Online」で初めての拡張パックとなる「飛龍の章」の両タイトルは、いずれもデモ映像の展示のみ行なわれていた。


ビデオチャットとゲームが同時にできる「C@M-Station」 フロントミッション オンラインはデモ映像のみ


URL
  フロントミッション オンライン
  http://www.playonline.com/fmo/

関連情報

URL
  東京ゲームショウ2004
  http://tgs.cesa.or.jp/


(森田秀一)
2004/09/24 17:47
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