音楽好きのスタッフが集まって提供しているrecommuniだが、竹中氏によれば「日本の法制度上は限りになく“白に近いグレー”だ」。メジャーレーベルを中心として、著作権関連の権利を理由にrecommuniに賛同しない企業も少なくない。また、「アップルのiTunes Music Storeが国内で開始すると報道されてしまったため、メジャーは“アップル待ち”の状況になってしまった」という。しかし、インディーズレーベルでは10数社の賛同を得ており、「基本契約ベースでは30社程度の協力を得られるはず」と強調。文化庁などに著作権法の改正を訴えているところだと語った。
これについては、SNSの管理機能として「Central-WaWaWa」を開発している吉村氏が回答。Central-WaWaWaの考え方は、各SNSに対して個人情報を登録する中央サーバー「Central-WaWaWa」を設置し、中央サーバーによって各SNSのログインや公開範囲などの管理を行なうというもの。実際には開発途上のシステムだが、現段階でもXMLのデータ形式である「FOAF(Friend of a Friend)」を利用することで、「限られた友達にだけサイトを見せる」ことは可能だという。