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日本館のアトラクションや来場者支援用途で利用される「愛・MATE」端末

愛・MATEオレンジ

KDDIブース「K STATION」はこいの池付近、名古屋市パビリオン「大地の塔」の向かいにある
 愛・地球博では、KDDIが企画・開発を担当したハイブリッド情報端末「愛・MATE」が場内スタッフや長久手日本館のアトラクションなどの用途で利用されていた。

 「愛・MATE」端末は、主に場内スタッフに配備される「愛・MATEオレンジ」と、長久手日本館で来場者に貸し出され、サイバー日本館と連動したアトラクションが楽しめる「愛・MATEブルー」の2端末がある。どちらもOSに「Windows Mobile 2003 Second Edition Software for Pocket PCs」を搭載する。

 愛・MATEオレンジは、CDMA 1X WINをはじめ、IEEE 802.11bに準拠した無線LAN機能、Bluetooth機能といった複数の通信機能が利用可能なハイブリッド情報端末。合計3,800台が場内スタッフなどに配備され、各パビリオンの混雑状況や場内案内、迷子情報などの来場者支援用途で活躍する。

 KDDIでは、愛・地球博の「こいの池」のナイトイベントに協賛するとともに、同エリアに「K STATION」ブースを出展して、愛・MATE端末の実機展示や愛・地球博での観覧予約システムなどの紹介を行なっている。


各メニューは、端末中央部分をなぞって呼び出すことが可能 端末上部の発色で電池の消耗状況を確認 本体背面

端末にはネックストラップを取り付けられる。スタッフによれば「携帯電話よりは重いが、持っていて負担にはならない」とのこと 会場スタッフなどに配備され、道案内やパビリオンの混雑状況のチェックに使用される 愛・MATEのほか、KDDIが万博で協力している取り組みについて

長久手日本館ではサイバー日本館との連動アトラクション用途に

愛・MATEブルー

手前にあるのが長久手日本館。繭をイメージした竹ケージの外観
 一方、愛・MATEブルーはμ-chipリーダーを搭載した端末。各パビリオンの入場者チェックのほか、長久手会場にある長久手日本館では来場者向けに貸し出しも行なわれている。同端末の台数は合計1,200台。

 長久手日本館で貸し出される愛・MATEブルー端末では、サイバー日本館と連動したアトラクションを楽しむことができる。長久手日本館の館内には、合計31カ所に「地球のかけら」と名付けられたμ-chipを組み込んだパネルが設置されている。

 来場者は、愛・MATEブルーでμ-chipを読み取って地球のかけらを集めた上で、サイバー日本館の専用ページにアクセスすると、集めた地球のかけらに応じたユーザーごとの地球を完成させることができる。なお、館内スタッフによれば、必ずしも31個集めることを前提にしたものではなく、数個でもそれぞれの地球を作ることが可能だという。

 同端末の利用には、インターネット上に開設されている「サイバー日本館」の無料サービス「どこでもニッポンカン」に会員登録をした上で、事前予約が必要。予約には、サイバー日本館を閲覧することで貯まるアトラクションポイントが第3ステージの「だいだい」まで進んでいることが条件となるほか、本人と同伴の保護者の前売りチケットを用意しておく必要がある。

 なお、「どこでもニッポンカン」の会員組織は「じぞくかのうな少年少女団」と名付けられている。愛・MATEブルー端末を利用したい来場者は、覚えておくとよいだろう。


長久手日本館で使用される愛・MATEブルーの起動画面 長久手日本館内にある「地球のかけら」を愛・MATEブルーを使って集めていく 読み取ったかけらの内容が表示される

本体背面。μチップリーダーが背面スロットに装着されている 長久手日本館のスタッフ 日立グループ館では入場時のチェックに、愛・MATEブルーが利用されていた

関連情報

URL
  愛・地球博公式サイト
  http://www.expo2005.or.jp/
  サイバー日本館
  http://www.nippon-kan.jp/

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(村松健至)
2005/03/22 11:16
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