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愛・地球博入門~会場アクセスや飲食店情報、モリゾーとキッコロなど

会場内には参加各国の旗が掲揚されている
 財団法人2005年日本国際博覧会協会は、3月25日の「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)」開幕に先立ち、18~20日の3日間にわたってプレスプレビューを開催した。

 プレスプレビューでは、準備中のパビリオンや会場などを除いて、開催期間中と同様に運営が行なわれた。また3月18日の午後からは、万博会場の周辺住民などを招待する一般内覧会もあわせて実施された。

 初日となった18日17時現在の公式入場者数は11,203人(報道関係4,933人、一般招待6,270人)。また、19日12時現在での入場者数は43,738人(報道関係1,919人、一般招待41,919人)となり、企業パビリオンを中心に行列が発生していた。

 ここでは会場までのアクセスや入場の様子、各パビリオンを結ぶグローバル・ループなどに関連した内容を紹介する。

 なお、愛・地球博の入場券は当日券の場合で、大人4,600円、中人2,500円、小人1,500円、シニア3,700円。このほか、全期間入場券や夜間割引入場券、平日家族割引入場券なども用意される。


会場までのアクセス

リニモ藤が丘駅

リニモ
 鉄道での移動に関して、愛・地球博の公式サイトでは愛知環状鉄道の「万博八草駅」を利用したルートを推奨しており、JR名古屋駅からの直通列車「エキスポシャトル」が会期中に運行される。万博八草駅からはリニモ(東部丘陵線)を利用して長久手会場北ゲート(万博会場駅)に行く方法もあり、瀬戸会場および長久手会場へのシャトルバスも用意されている。

 今回の取材では、地下鉄名古屋駅から東山線で藤が丘駅へ向かい、藤が丘駅から万博会場駅までのリニモを利用してみた。なお、この経路は乗り換え時間帯によっては混雑が予想されると告知されており、利用には注意が必要だ。

 プレスプレビュー初日の18日午前中は報道関係者のみに限定されていたにも関わらず、車内はほぼ満員。一般内覧会が同時開場となった19日には、午前8時の段階で藤が丘駅ではリニモの待ち行列が発生していた。1編成あたりの車両数および収容可能人数が地下鉄とリニモで異なる点が、混雑する理由の1つだという。

 リニモ藤が丘駅ではまた、定期券および地下鉄やリニモ・市バスなどで利用できる共通カード「トランパス」を持つ利用者と、乗車券未購入者に入り口で分けられる。乗車券未購入の場合、別途列に並ぶ必要があるので、スムーズに乗車するためには、事前にトランパスカードを購入しておいた方が良いだろう。


入場ゲートでは、乗車券未購入者と定期券・トランパス所持者とにわけられる 19日に記者が藤が丘駅に到着したのは午前8時頃だが、すでに入場待機列が作られていた トランパスは地下鉄の自動券売機などで入手可能。記者が購入したトランパスには名古屋市交通局のマスコットキャラクター「ハッチー」が印刷されていた


URL
  電車・バスでご来場の方々へ
  http://www.expo2005.or.jp/jp/G0/G2/G2.1/index.html
  リニモ
  http://www.linimo.jp/index.html

入場ゲートでは持ち物検査や金属検査を実施

北ゲートの入場風景
 長久手会場には北ゲート・東ゲート・西ゲートの3つ、瀬戸会場は1つの入場ゲートが開設されている。いずれのゲートでも、入場時には持ち物検査や金属探知器を利用した危険物の持ち込み検査が行なわれている。

 なお、持ち込み禁止物の中にはペットボトル飲料や弁当などの飲食物も含まれており、会場内での飲食は基本的に場内で営業する飲食店やコンビニエンスストアを利用する。


入場時にはまず持ち物検査が行なわれる。危険物や持ち込み禁止物がないかをチェック 続く金属探知ゲートでは警告音が鳴った場合には、警備員による探知機を使用した検査も 検査を受けた後は、入場券を通す自動改札機がある

一般内覧会が午前より行なわれた19日12時頃の北ゲート。行列はほぼ解消されていたようだが、駅からは途切れることなく人が降りてきていた 同じく19日10時半頃の西ゲートの模様 19日16時頃の東ゲート。すでに16時を回っていたため、入場する人もまばら


URL
  入場に関するご案内
  http://www.expo2005.or.jp/jp/A0/A6/A6.4/index.html

グローバル・ループや会場内交通機関

長久手会場の各パビリオンを結ぶグローバル・ループ
 グローバル・ループは、長久手会場の外国館パビリオン(グローバル・コモン)ゾーンや企業パビリオンゾーン、日本ゾーンなどを結んでいる。全長約2.6kmのループには、グローバル・トラムや自転車タクシーといった会場内移動手段も用意されている。さらに、「Sol Ban Ban」と呼ばれるパフォーマンスもグローバル・ループで行なわれ、会期中には1日4公演実施する予定だという。

 このほか会場内の交通機関として、北ゲートからEXPOドームなどを結ぶIMTSや、長久手会場を南北に横断するキッコロ・ゴンドラ、長久手会場と瀬戸会場を結ぶ会場間燃料電池バス、モリゾー・ゴンドラが用意されている。


グローバル・トラム。速度は歩行スピード程度で、非常にゆっくりと進む。乗車料金は2区間分で大人・小人500円、幼児300円 自転車タクシーは、車両タイプにより乗車人数は異なる。料金は大人300円、子ども200円 グローバル・ループでは、Sol Ban Banによるパフォーマンスも

長久手会場と瀬戸会場を結ぶモリゾー・ゴンドラ。料金は無料 こちらは長久手会場を南北に横断するキッコロ・ゴンドラ。料金は大人600円、小人300円 キッコロ・ゴンドラから長久手会場を一望できる

IMTSは、北ゲートからEXPOドームなどを結ぶ。料金は大人200円、小人100円 瀬戸会場には燃料電池バスを使っても移動できる。料金は無料。ちなみにバスのナンバーは“2005”にまとめられているとのこと


URL
  グローバル・ループ
  http://www.expo2005.or.jp/jp/C0/C3/C3.3/index.html
  会場内移動手段
  http://www.expo2005.or.jp/jp/A0/A9/index.html

グローバル・コモンなどの食事コーナーでは各国料理も提供

 弁当類の持ち込みが原則として禁止されているため、昼食時には会場内の飲食店やコンビニエンスストアを利用する必要がある。飲食店は各グローバル・コモンや企業パビリオンをはじめ各所に設けられており、グローバル・コモンなどではそれぞれの地域にちなんだ料理も用意されていた。

 19日の昼食時間帯では、多くの飲食店で行列が見られたが座席の方は幾分余裕があるといった状況。ただし、15時過ぎには多くの店舗で行列が解消されており、待ち時間なく食事を摂ることができたようだ。なお、価格は店舗により幅があるが、日本ゾーンの長久手日本館向かいの飲食店では、ソフトドリンクとセットで1,000円という価格が主流のようで、多く見られた。


日本ゾーンにある飲食店コーナー。同ゾーンに限らずお昼頃にはどこも行列が発生していた グローバル・コモン5(アフリカ地域)には、シシケバブなどの料理も センターゾーンにあるワールドレストラン。15時過ぎになると混雑も解消されていた

ワールドレストランでは日本料理のほか、中国・韓国・東南アジア・ヨーロッパ料理が販売されている 会場内には味噌カツ丼やきしめんも、もちろん販売されている(写真の料理は日本ゾーンでのもの) 空いたペットボトルなど、会場内で出たゴミは細かく分類してゴミ箱にいれる必要がある

マスコットキャラクター「モリゾーとキッコロ」

(写真左から)キッコロとモリゾー
 会場内では、愛・地球博のマスコットキャラクター「モリゾーとキッコロ」にも会うことができる。瀬戸市海上の森に住む森の精霊で、モリゾーは森のことなら何でも知っているおじいちゃん、キッコロは好奇心旺盛な森の子どもで、名前は8万件以上の応募から選ばれたという。


「しゃがんで!」との要望にも気さくに応じる2人 モリゾーはおじいちゃんとは思えないはつらつぶり しゃがんでいてもアピールを忘れないキッコロ

テレビ局などの取材にも応じ、秒刻みのスケジュールをこなしていた 会場内には2人をあしらった記念品なども販売されている

関連情報

URL
  愛・地球博公式サイト
  http://www.expo2005.or.jp/


(村松健至)
2005/03/22 11:17
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