■ RFIDを利用して商品情報を表示する「ショッピングサポーター」
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ショッピングサポーターの説明
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NTTネットワークサービスシステム研究所の田中洋平氏が出展するのは、RFIDを利用して属性にあわせた商品を紹介する「ショッピングサポーター」。NTT R&Dフォーラム2005で展示された「ユビキタスエージェント技術」と、大阪大学の「メタ情報マッチングエージェントプラットホーム」を連携させたものだという。
イベント会場で紹介されたのは、巨大なショッピングモールにおける利用環境。買い物客に配布されたRFIDには性別や年齢、結婚などといった属性情報が登録されており、店内に設置された案内モニタにある読み取り機にRFIDをかざすと、属性に合った個別の商品情報や商品がある場所などをモニタ上に表示してくれる。
田中氏は、「巨大なショッピングモールでは自分の好みにあった商品があっても見つけられなくなったり、店内を巡っているうちに疲れてしまう場合がある」とコメント。RFIDを利用したショッピングサポーターを利用することで、「気軽に自分にあった商品を探すことができるのでは」と語っていた。
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買い物客の属性が入ったRFIDを読み取り機にかざすと……
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本人の属性に応じた個別のおすすめ情報が表示される
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■ ブラウザで言語のデバックができる「新たなるプログラミングの世界」
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展示物の説明と、武井氏の紹介パネル
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「新たなるプログラミングの世界」は、NTT情報流通プラットフォーム研究所の武井英明氏が出展したもの。Webブラウザ上で、Webの加工やCGIの作成などが可能になるスクリプト系言語で、JavaやSQL、Perlなどといった言語との関連性が高いとしている。
デバッグ作業では、ステップ実行やインライン編集に対応。また、音声ファイルなどの和音化や連結作業なども行なえる。そのほか、Webページ上に掲載したサンプルファイルなどから直接、追加入力を行なえる機能も備えているという。なお、この言語はNTT若手委員会の7番目のプロジェクトであることから、研究所内では「Sevn(セブン)」と呼ばれているという。
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Webブラウザ上に表示されたSevnの画面
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音声ファイルの和音化や、連結処理も可能だという
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■ URL
ちえらぼ
http://www.chie-lab.jp/
Necca秋葉原店
http://www.necca.ne.jp/~akihabara/a/m.htm
(村松健至)
2005/03/25 21:41
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