 |
|
|
|
||||||||||||||||||||||||
 |
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
アンテナ部の可動や無線状況をLEDで確認できる！ 卓上型無線LANアダプタ |
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
|
バッファローの「WLI-U2-G54HP」は、卓上設置タイプの無線LANアダプタ。ハイパワーモードに対応し、デスクトップPCを手軽に無線化できることが特徴だ。 ■ 卓上設置を前提とした筐体。PCとはUSB接続 バッファロー社の製品では、バー状の細長い筐体を採用した無線LANアダプタ「WLI-U2-SG54HP」を2月に紹介した。これはノートPCの背面に取り付けて使うという、従来の無線LANアダプタとは異なる形状を採用したユニークな製品であった。今回紹介する「WLI-U2-G54HP」は、WLI-U2-SG54HPから約1カ月後に発表された卓上設置タイプの無線LANアダプタである。PCとの接続方法もWLI-U2-SG54HPと同様に、USBで接続する方式になっている。
■ 最大180度の可動が可能なアンテナ部。電波状態を確認できるLEDも搭載
本体部は、台座とアンテナ部に分かれており、最大180度まで可動させられる。従って、電波状況に応じて、最適な角度へと自在に調整できるというわけだ。ちなみに可変は無段階であり、滑らかに動かすことができる。 サイズは手のひら大。面積的にはMDと同じくらいだ。厚みはそこそこあり、畳んだ状態では約27mmと、2つ折り式のケータイよりも厚い。バスパワー給電で動作するので、ACアダプタは特に必要ない。
前述の通り、PCとはUSBで接続する。ケーブル自体は取り外しが可能で、miniBタイプのケーブルであれば流用も可能だ。ただ、添付のケーブルは2mと十分な長さがあるので、PCを机の下に置き、本体を机の上やオーバートップ上などに載せることも容易だろう。なお、壁掛け用途などには対応せず、フック穴なども用意されていない。 便利なのは、電波状態を表わすLEDが台座に備わっている点だ。無線LANの電波状態は、一般的にはPC側のユーティリティで確認するわけだが、本製品ではこれに加え、本体台座部にある5段階のLEDでも電波状態を確認できる。わざわざPCの画面をチェックしなくとも、アダプタ側で電波感度を確認できるというのは非常に便利だ。特に設置作業を行なっている場合などでは、その便利さを実感する。
■ ハイパワーモード対応で受信感度は良好 ハイパワー出力による無線LAN通信に対応していることもあり、電波の感度は良好。ノートPCが内蔵する無線LAN機能では通信が難しいエリアでも、きちんと電波を拾っていた。デスクトップPCの場合、もし電波が受信できなかったとしても、ノートPCのように容易に場所を変えることはできない。その点、本製品は受信感度に優れる上、USBケーブルを長いものに交換すれば、置き場所の自由度はさらに広がる。ことデスクトップPCの無線化ということでいえば、非常に理にかなった製品だといえそうだ。 本製品にもう一工夫するとしたら、添付のUSBケーブルの外皮を柔らかい材質に変えるくらいだろうか。一般的に、ケーブルの外皮の素材や厚みは、取り回しに大きく影響する。本製品のように、設置場所を変えることで受信状況を調整するといった使い方の製品であれば、こうした細かい点が使い勝手に大きく関係してくることがある。 また、製品底面には滑り止めのゴム足が備わっていることもあり、ケーブルの反発力に負けて引きずられたり、本体が倒れてしまうといったことはない。とは言え、デスクトップまわりのいろいろな場所に設置して電波状況などを確認している間は、もう少し柔らかい外皮であれば取り回しが良くなるのに、と感じることも少なくなかった。 ただ、ウィークポイントと呼べるのはこうした些細な部分だけで、全般的には良くできた製品である。製品の成型も丁寧で、デザインも優れている。全体的に、安心して使える信頼感のようなものを感じさせる造りだ。
■ 満足度の高い一品。11a/n対応製品の登場にも期待 数年前の話になるが、エレコムとプラネックスコミュニケーションズが、本製品と良く似た卓上タイプの無線LANアダプタをラインナップしていたことがある。それらの製品は、筐体こそ本製品よりコンパクトなものの、本体にダイバシティアンテナを内蔵しており、スタンドのように立てて使う仕様だったため、極めて不安定で倒れやすいという問題があった。本製品の場合、アンテナに比べて台座のほうが明らかに重いため、卓上に置いてもどっしりしており、安定感がある。前述のようにケーブルがやや硬いという問題はあるものの、通常使っていて不満を感じることはないだろう。 2月に取り上げた「WLI-U2-SG54HP」もそうだったが、例え機能が同じであれ、利用スタイルに合わせた製品バリエーションがラインナップされていることは、ユーザーにとっては選択肢が増えることになる。奇をてらった機能があるわけでもなく、使いやすさに重点を置いた極めてオーソドックスな製品だが、そのぶん満足度は高いだろう。個人的には、IEEE 802.11aやIEEE 802.11nにも対応したハイエンドタイプの登場にも期待したいところだ。
■ ＵＲＬ 製品情報 http://buffalo.jp/products/catalog/network/wli-u2-g54hp/ バッファロー http://buffalo.jp/ ■ 関連記事 ・ バッファロー、電波状況をLED表示で確認できる卓上型の11g無線アダプタ （山口真弘） 2007/04/11 11:03 |
 |
|
| Broadband Watch ホームページ |
|
|
|
|
|
|
| Copyright (c) 2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |