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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
@nifty、IP電話サービスで一部ユーザーに誤請求

 @niftyは、IP電話サービス「@niftyフォン」で誤請求を行なっていたことを明らかにした。ユーザーに対しては5月の請求料金で誤請求額相当分を還元するという。

 @niftyフォンは2002年12月20日より試験サービスとして開始、OCNやBIGLOBEなど他プロバイダーとの相互接続試験を経て、2003年3月1日から正式サービスへ移行した。ただし正式サービス開始月の3月はキャンペーン期間として新規ユーザー、試験サービスからの移行ユーザーともに、基本料金や通話料金などが無料でサービスを利用できるとしていた。ところが@niftyのシステム障害により、一部のユーザーに対しては4月分の請求で@niftyフォンの3月分利用料金を請求していたという。

 誤請求の対象はモニターから正式サービスへ移行したユーザー、モニターから3月にサービスを解約したユーザー、国際電話を利用したユーザーの3種類に分けられる。正式サービスを移行したユーザーの場合、初期費用500円、月額料金280円、@niftyフォン通話料の3つが、3月解約ユーザーの場合はIP電話機能搭載TAのレンタル料金が誤って課金された。国際電話については本来非課税とすべきものが、一部で課税扱いされていた。なお、IP電話機能搭載モデムを利用していたユーザーの場合は3月解約でも誤請求はされていないという。

 @niftyでは対象ユーザーに対し個別に謝罪および連絡を行なっており、5月の利用料金請求で清算を行なうという。また、4月で@niftyを解約、清算が適用できないといったユーザーに対しては個別に対応していく方向だ。

 @niftyフォンのユーザーは先日の事業方針説明会で約1万4,000人程度が加入していると発表されており、誤請求があったのはこのうち1/3を越える5,286人。誤請求額は1ユーザーにつき1,000円程度だという。


関連情報

URL
  @niftyフォンの請求誤りに関するお詫びと対応について
  http://www.nifty.com/support/information/niftyphone.htm

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(甲斐祐樹)
2003/05/15 17:30
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